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村上世彰さんの現在と投資家に残したものは何か?

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村上世彰さんの本や記事を最近見るようになりました。

ホリエモンと同じ時代に、とても注目を浴びた人で、ホリエモンと同様に逮捕されました。

本を出されているので、今も元気だと思いますが、「生涯投資家」という、興味のあるタイトルなので、昔と現在と、彼が投資家に残したものは何か、考えてみました。

生涯投資家を同じく目指す私からすれば、興味のある人物で「学べるとこはないか」と考えるからです。

 

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村上世彰さんの過去と現在

村上さんは、ホリエモンと違って、逮捕されたあとは、外国に住まれて、もう投資活動をしないものと思ってました。

村上さんの発言で思い出すのは、

「お金儲けてはいけないんですか?」

や「物言う株主」、「プロキシーファイト」、「東京スタイルとの争い」、ライブドアのこっそりとした話を「聞いちゃった」とか、いろいろな言葉を思い出します。

この、東京スタイルに対するプロキシーファイトというのは、2002年ですね。

2001年頃のITバブル崩壊の直後ですね。自分の投資履歴を調べましたが、めちゃくちゃ損した年です。(悪夢.......あー死にそうだった...)

もう、あれから15年.....

当時はまだ日本株に投資していたので、「東京スタイル」にも短期投資していたことを思い出します。結果はどうだったかも覚えてませんが。

株式投資をしていたので、ニュースにも食い入るように聞いてました。

ホリエモンの「お金でなんでも買える」の発言と同じで、やはり「お金儲けてはいけなんですか?」との言葉で、倫理的な反感をかなり日本の有識者、組織から持たれ、いろいろな捜査対象に、特にされたのではないでしょうか?

このような「お金だけ儲けることを考える人」は、日本社会が受け付けなかったのではないかと思います。

中国と違い、日本は、「お金、お金」という文化ではないんでしょう。

別に村上さんは、「お金」だけでなく、コーポレートガバナンスとか、いいことを沢山言っていたと思いますが、この発言がきわめて印象深いものです。

たとえば、「収益を追求してはいけないんですか?」とか、言っていたら、また違った気もしますが、実態はわかりません。

 

現在はどうしているか....

すると、本屋で、「生涯投資家」という彼の本を発見しました。

やることのスケールが大きかったので、決して同じような投資をすることはできないですが、学べるものは何かあるのではと思いました。

2017/6/21発売にも関わらず、アマゾンのレビューをみると、もう100件位コメントがあり、とても評価が高いですね。

 

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村上さんは、2011年に最高裁で有罪判決が確定しましたが、現在、シンガポールに、住み、会社を作って、日本に時々帰っているようです。

シンガポールは、ジムロジャースも住んでいて、食べ物もおいしい、いい国ですね。

ジムロジャースと村上さんは会うことはあるんでしょうか?

有名な黒田電気の株を買い占め始めて、「もの言う株主」にカムバックしています。

なんでこの本を出したかというと、

強制調査を受けた長女村上絢は当時妊娠7カ月で、産休中で業務から離れており、嫌疑対象の時期を含め売買判断に全く関与していなかったにもかかわらず度重なる調査を受けたストレスから死産する[1]。これを契機に自身が再び表に出て自分の理念や信念ときちんと伝えなければならないと思い、自身が持ち続けてきた上場企業のあるべき姿についての信念を単行本の形で世に出すことを決意し[1]、2017年6月、自著『生涯投資家』(文藝春秋)を上梓。 2015年12月、2016年8月、2017年5月現在、強制調査の結論は出ていない。
出典: ウィキペディアフリー百科事典「村上世彰」 2017年6月23日 (金) 10:15 UTC

とのことです。

自分の子供にまで影響が出てきて、さぞやショックだったでしょう。

孫さんは、沢山の利益を上げていても、悪くとりあげられないのは、孫さんが将来のあるべき姿や、ミッションをまず先に語っているからでしょうか....

でも、村上さんも自分のミッションをこの本で総整理したのではないかと思います。

 

 

投資家に残したものは何か

村上さんが、投資家や、株式投資している人に残したものは何か? について、自分の勉強を含め、整理してみます。

村上さんと同じ時代に株式投資しながら勉強していったので、その時の心情なども含めて整理を試みます。

 

もの言う株主

これが一番大きいのではないでしょうか。

昔は株主総会といえば、総会屋が出てきて、反対意見を言わさず、企業よりのシャンシャン総会が多かったと聞きます。

実際にこの頃、仕事で忙しく、株主総会も興味がなく、出ていなかったので本当のところはわかりません。

でも、この間初めて、大和証券の株主総会に出ました。

その時の記事はコチラ↓

株主総会【お土産つき】初めて出席~超面白い!

要点としては、実名告発まで出ましたが、株主の各種質問に真摯に応えていたことです。想定外でした。

村上さんが主たる原因で、そうなかったか否かはわかりませんが、「物言う株主」との言葉で、モノをいっていいんだという認識が高まったのは事実かなと感じます。

「物言う株主」との言葉を覚えていたので、私も総会デビューの時に、質問させていただきました.....

ただ、日本人からの株主提案というのは増えているのでしょうか?

これは結構ハードルが高いと思いますが、調べてみました。

かなり増えているとのことで、制限までしようとされてます。

現行では総株主の議決権の1%以上、または300個以上の議決権を6カ月以上前から保有する株主に行使が認められ、提案数や提案内容に制限はない。民間調査では15年7月~16年6月に開かれた上場企業の株主総会で株主提案権が行使されたのは50社で、5年間でほぼ倍増した。
出典: 日本経済新聞電子版 株主提案権、乱用防ぐ 回数制限など法務省検討 2017/2/10 2:00

 

日本は、提案が増える中で、まだプロセスの見直しのレベルの模様です。

でも、株主提案の状況のレポートを見ると、「物言う株主」とか言葉が出てますね。村上さんの働きが浸透してきてるのではないでしょうか。

では、株主提案の承認数についてはいかがでしょうか。

 株主提案が可決される事例はなかなかないそうです。

 

外国人投資家による株主提案可決は、スティールパートナーズの案件がありますが、日本人というのは見当たりません。

最近の事例の旧村上ファンドの関係者による黒田電気の株主提案の可決がめずらしい例の模様です。

こういう意味では、株主提案が通らない、という実態があったので、村上さんは一石を投じたかったのかもしれません。

では、米国はどうか?

私の知識では、ウォーレンバフェトが、確かワシントンポストの株主から相談を受け、「オーナとして振舞いなさい」といわれていた記憶があります。

ワシントンポストでなかったかもしれません.....

株主提案も多そうで、なんとなく、専門の担当業者とかもいる感じですが、どうか?

カルバス...(ソーセージ)ではなくて、カルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)がもの言う株主として代表格とのことです。

カルパースが株主提案で議案を出して可決されています。そういえば聞いたことがある名前ですね。

日本語サイトでは、あまり情報がなかったので米国の英語のサイトで見ました。

2017年Appleでは、株主提案が5件ありましたが、全部否決ですね。

参考: Apple annual meeting

では、代表例でgooge(abc)ではどうか....全部否決ですね。提案はされてますが。

参考:  google annual meeting 

多少まとまっているサイトをやっと発見しました。

2017年で46件ほど提案が通っている模様です。(2016年は、53件なので少し下がっています。)

以下の資料の7pageあたりです。

SHAREHOLDER PROPOSAL DEVELOPMENTS DURING THE
2017 PROXY SEASON

なんでも提案は通るようではないですが、そこそこ提案してとおっているものもありますね。さすが投資先進国ですね。

村上さんの貢献はあるものの、この点は日本のこれからの課題ですね。

その中でも、これだけたたかれて一石を投じるのすごいことかなと思います。

(自分も将来まともな提案でやってみるかな.......企業の分析も多少はできるし....株主総会でたけど足りないところも投資始点では良く分かる....でもとても高くかかるのかな.....)

結論として、村上さんが投資家に残したものは、

株主としての発言のしやすさ

株主として企業に提案して、改善させる

という流れを作ったことだと考えます。

 

 

企業は株主のもの?

これは誰がいったか、定かではありませんが、村上さんの登場前後で良く聞かれた話です。

当時の応えは、「株主のもの」というのが一般的でしたが、これは、株式会社の構成員である、私としては、資本のルールからは理解できるにせよ、現実的にはかなり抵抗のある話でした。

だって自分も株式会社の構成員ではないか.....

最近の海外のAnnual reportを見ても、stakeholderを大切にしているものは、多く見ます。

トヨタのAnnual Reportを見ても、stakeholderについてしっかり触れられています。

現状では、日本でも世界でも、企業はstakeholderのもの、というのが一般的になっています。

これは、とってもすっきりします。

「企業は株主のもの」という議論があったからこそ、こういう共通認識ができたのは進歩でしょう。

 

コネタ: 村上さんは高校時代は、せんだみつおの弟子になることが夢だったそうです。

 

子供への教育と寄付

村上さんは自身のHPを開催していました。

Yoshiaki Murakami Official Site

その中で、小中学生に、お金をどう使えば、社会の役にたつか、という話をするそうです。

どういう中身か興味ありますが、さきほどの本の「生涯投資家」をベースにしているようです。

また、その中で、村上さんは、財団を作って寄付やボランティア活動をして、社会貢献をしているとのことです。

寄付は、米国のマイクロソフトのビルゲーツや、バークシャハサウェイのウォーレンバフェットもしているので、投資家としては、見習わなければいけないことかもしれません。

これはなかなかできることではないですね。寄付できるまで、有り余るまで資産が増えないとできない気がしますが、そこそこ投資で稼いだら、寄付する、というのも考えなければいけないかもしれませんね。

ところで寄付で思い出しましたが、寄付といいながらその組織の役員が高給をとっているような話をききました。こういう話を聞くと、寄付してもその人たちの給料になってしまいます。

また、昔、LA(ロサンゼルス)の空港内で、正直そうなブースで寄付を求められました。話を聞くと、とても怪しく寄付しませんでした。

もっと安心して

困っている人に直接渡せる寄付

があればと思います。

自分が不勉強なだけかもしれませんが、自分の利益だけでなく寄付には取り組んだほうが良く思えてきました。(別記事でSURVEYするかもしません)

 

子供への教育で考えると、投資ってどこまで教えるのか、悩むところですね。

村上さんも、バフェットも小学生の時から株式投資をしています。

でも、自分の子供には、投資より前に、実業で情熱のかける仕事を見つけて取り組んで欲しいと思います。

投資は、職業に就かない限り、副業的なものかと.... 自分の父親にも、20代は自分の仕事に集中せよとのことで、投資にはまるな、といわれたので、そう思うのかもしません。

でも、投資って、学校では、一切教えないですね....大学でも。

何か必要最低限、教える

ってことは、社会人になる前にやってもいいかと思います。

村上さんの活動を見て、そう思いました。

ある程度稼いだら、社会貢献や教育をもっとしたいと思うようになるようですね。

 

 

まとめ

村上世彰さんの再登場は、2000年初期の、議論や株式投資を思い出させてくれました。

生涯投資家を同じく目指す私からすれば、興味のある人物で「学べるとこはないか」と考えて、整理しました。

より良い投資家、社会に貢献する投資家になっていきたいと考えます。

 

 


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