米国の金融機関などに、投資などでまとまたったお金(例:100万円以上)を送る場合について
安く送る方法やおススメ金融機関と手数料をまとめました。実際かかる日数や送金の限度額についてもまとめました。
海外送金の場合の安く送る場合の注意事項
ネット上では、「手数料がXXX円」と低価格をうたっているものもあるが、少額、例えば10万円送る場合なら確かに安い場合もあるがまとまった額、例えば100万円以上、送付する時には、その手数料よりも表には見えない、為替にかかるレートを手数料と捉えて送金する必要があります。
例えば、極端な例ですが、100万円を1$=100円で送ると、
10000$着金します。
ところが1$=101円為替レートがかかるとすると、
9900$の着金です。
よって、100$つまり約1万円も為替だけで損します。額が大きくなればなるほど比例的に損が大きくなるので注意です。これにさらに手数料がかかります。
また、円のドルへの両替込みで一気に送金すると、その時の為替手数料は損です。自分でその銀行でネットで両替した方が得ですが、これは銀行側からわざわざ丁寧には説明してくれません。なぜなら銀行に円で依頼を受けた方が得だからです。
スポンサーリンク
おススメ金融機関と手数料
自分が今、利用していて、手数料とサービスから良いと思えるのは、以下です。
新生銀行 Go REMIT・・・スマホでアプリを登録し、送金銀行情報を事前に登録すれば、スマホから送金手続きが簡単に出来る。ドルで送金できるので、ドルに事前に、新生銀行内で為替変換しておくこと。
三菱UFJ銀行・・・海外送金を扱っている店舗に行く必要がある。送金限度額がないのがメリット。こちらもドルで送金できるので事前に自分の口座の円をドル転しておくと総合的に安い手数料で送付できる。
新生銀行については送金限度額を多めに設定していたのですが、急に1/3にされて送金できなくなってしまいました。そこがデメリットです。
なお、ドル転のレートは、
新生銀行・・・0.09円 (GOLDの場合、0.07円:プラチナ、0.15円:スタンダード)]
三菱UFJ銀行・・・0.25円
これは、仲値(TTM)に対しての差です。例えば、中値が105.0円だったら、ドルを買うのに(ドル転するのに),105.09円払う必要があります。
なお、少額早期ならTransferwiseのような業者も得ですが、例えば100万円送るとすれば、手数料が6千円近くかかり、一般の銀行とあまり変わらなくなります。また、100万円以上は送金できません。
また、その時利用する中値の為替レートも違います。
例えば、
Transferwise: 105.380
新生銀行: 105.39
三菱UFJ銀行:105.41
その時、参照しているリアルタイムの為替市場のレートは銀行ごとに違いますが、ドルは、0.1円程度は急変して動くこともあるので、待てば、あるいはうまく選択すれば特になるとも限らないので、あまりこの中値は、気にしないようにしています。
手数料一覧です。少し大きめに200万円送金した場合の例です。なお、自分で取引した例を基にした試算例なので、ある時点で現実に合わなくなっているかもしれませんので、必要に応じてご自分でご確認ください。
中値 = 100円/ドルの前提
新生銀行 GoRemit | 三菱UFJ銀行 | 備考 | |
手数料 | 4000円 | 7000円+3000円(送金手数料と支払い銀行手数料) | |
外貨取扱手数料 | 1000円 | MUFGは1/20%かかる。 | |
送金ドル | 19982$ | 19950$ | |
合計差異 | 0 | -10200円 | =7000+3000+1000-4000+(19982-19950)*100=10200 |
総合的な費用から考えると、200万円の送金の場合は新生銀行の方が約1万円得です。
ただ、自分の場合は、新生銀行の送金枠がなくなってしまったので事前策として、三菱UFJ銀行に店頭に行き送金しています。サービスは大手なので良いです。
かかる日数と送金限度額
実際かかる日数ですが、以前は、3-4日とか一週間とかかかったり、店頭で言われることもありますが、現在はネットワークが発展しているせいか、1日以内で米国の銀行には届きます。
たとえば、午前中に三菱UFJ銀行で手続きしたら夜遅くには着金しています。なお、新生銀行の場合は処理のタイミングによりあと1日程度かかることもあります。
送金限度額ですが、TransferWiseの場合は100万円とありますが、
新生銀行 | 申請による。手続きすれば資産証明の範囲で大きくできる。ただし、急に大幅に下げられることがある。 |
三菱UFJ銀行 | 送金限度額なし。但し、額が大きくなると提出書類とか確認がより厳格になる。 |
以下、少額の場合の参考例です。
まとめ
ある程度まとまった金額で、米ドルを米国の銀行に送金する場合のトータルでお得な方法と注意点やおススメの金融機関を説明しました。
スポンサーリンク