藤井聡太四段の公式戦連勝記録が更新されております。
中学生でこの強さ、羽生でも6連勝どまりでしたので、どこまで続くんでしょうか? 個人的には28連勝まで行くと想定してます。
本日2017年6月2日(金)棋王戦予選トーナメントで藤井四段が澤田真吾六段と対戦、勝利し、連勝記録がついに20となりました!
最初の試合は千日手(同じ手が4手続くこと)でやり直しとなりました。
藤井聡太四段及び対戦相手の澤田真吾六段の戦績とレーティング、勝負メシの予想、事前に実施した結果予想についてまとめました。
当日はまたAbemaTVで視聴できると思ってましたが、解説付きの生放送はありませんでした。よって日本将棋連盟ライブ中継を見ました。
藤井聡太四段の戦績とレーティングと、対戦相手の近藤誠也五段について、対戦中の昼食、夕食、事前に実施した結果予想、及び小ネタについてまとめました。
藤井聡太四段の戦績とレーティング
藤井四段は、公式戦19連勝でした。
負けた記録は、非公式戦の
- 5/7 豊島将之八段
- 4/23から開始のAbemaTV 炎の七番勝負で一敗
です。
勝った数が19+6=25で、負けた数が2(非公式) です。
とてつもない強さですね。
公式戦は連勝しているので、本番に強いタイプでしょうか。
次に、棋士の強さをイローレーティグという方法で示せます。
このイローレーティングの定義は、
イロレーティング (Elo rating) とは、チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法である。「イロ」とはこの算出法を考案した、ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(英語版)に由来する。
出典:「イロレーティング」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2017年1月20日 (金) 16:21 UTC
このイロレーティングで棋士を評価したサイトが以下です。
藤井四段は、1630点です。
定義によると平均的な対局者の点数は1500点です。
対戦相手の澤田真吾六段について
対戦相手の澤田真吾さんは二段上の六段ですね。
年齢は25歳です。
17歳でプロ入りしてます。
将棋を始めたきっかけはNHKの「ふたりっ子」を見てとのことです。
2013年には通産100勝をあげています。
得意戦法は特にないそうです。
戦積とレーティングはいくつでしょうか。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2009年 | 33 | 20 | 13 |
2010年 | 38 | 26 | 12 |
2011年 | 41 | 24 | 17 |
2012年 | 48 | 37 | 11 |
2013年 | 38 | 26 | 12 |
2014年 | 44 | 29 | 15 |
2015年 | 36 | 18 | 18 |
2016年 | 38 | 27 | 11 |
2017年 | 7 | 7 | 0 |
合計 | 323 | 214 | 109 |
2017年は負けなしですね。
勝率は、66%です。
レーティング
澤田真吾六段のレーティングは、1772点です。
毎回対戦ごとに相手のレーティングは高くなってきますね。
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1630点
澤田六段 1772点
で、澤田真吾六段の方が有利ですので、澤田六段が勝つことが予想できます。
ただし、過去には、羽生善治1848点にも藤井四段は勝っていて、今までの対局でも序盤、中盤からしっかりとした手を打っていますので、20連勝のチャンスも大きいと思います。どういう結果になるか、ドキドキですね。
澤田真吾六段の攻め方
澤田真吾六段は、特に得意な戦法はないらしいですが、一日四局対応で全勝したりして体力・知力があります。
また、今年も7連勝で調子が良いです。
藤井四段と同じくかなり良い調子なので、特に序盤を制することができれば、勝利できる可能性が高いと思います。
対戦中の小ネタ 勝負メシ
お互い強い相手なので、かなりの時間をかけた接戦になると想定します。
昼ごはん、夕ご飯も出るでしょう。
藤井聡太四段は、前回、麺類をたべて調子が良かったので、また勝負メシとして麺類を食べるのではないでしょうか?
あるいはチャーハン。
麺類、チャーハンは炭水化物が多く、長時間の大局に必要なエネルギーを与えてくれると思います。
さぁどうなったか、対戦中の小ネタは以下です。
- 今日は、ソフトによる対局ライブで、解説画像は流れてきません。でも前の手に戻ったりすることが自由にできます。
- 藤井四段は、今日もスーツです。最近学生服は着ませんが、学生だとなめられたくないせいですかね~....朝はライトブルーのディパックで関西将棋会館に来ました。
- 澤田6段の先手です。澤田六段は結構若くてイケメンですね....
- 最初の局面でお互い角をとりあいます。
- おや、お互い金を左右に何回か繰り返して動かしてます。
- これは、千日手となりました。同じ手を四回繰り返すと対戦終了とのことです。公式戦の場合は、先手と後手を変えてまたやり直すとのことです。
- ここまでで、澤田六段の方が持ち時間を28分余分に使ってます。藤井四段は今日も駒を進めるのが早いですね.....
- 12:40から再開することとなりました。本日いつ終わるのやら....
- 12:15 勝負メシの紹介がありません.....解説付き生放送なら昼の前にすぐ出るのですが....
- 藤井四段は、「珍豚美人(ちんとんしゃん)」という豚肉の定食でした。麺類、チャーハンの予想ははずれました.....澤田六段は昼飯ヌキ。大丈夫かな.....
- 12:40から藤井四段の先手で再開です。なんと、またお互いに角をとるやり方。
- 打ち直しですが、先ほどの残り時間の情報は引き継がれています。
- 13:12 現時点では、先手の藤井四段が勝っています。
- 13:53 お互い守りが堅く、攻めにはなかなかいきません。まだお互い角を持っているのみです。
- 澤田6段は序盤でなかなか良く打っています。
- 澤田6段 藤井四段の飛車打ちに対して30分以上も考えてます。両者の消費時間が1時間30位もついてしまいましたが、澤田6段はここが勝負どころと考えているのでしょうか....
- 澤田6段 結局王を移動させました。うーん、読みづらい....お互い守りを固めてます。
- 今度は藤井4段が考え込む。これは、ここ数回の対戦では見られなかった状況。お互いかなりの先読みをしている模様です。
- 16:24 澤田6段はしっかり守りながら攻めています。但し、持ち時間があと1時間少しとなりました。持ち時間がなくなった時に今までと同じ精度で手が打てるか、そこが見所でしょう。
- 17:32 ここまではお互い良く守ってます。守りは澤田6段の方が厚く藤井4段は、浅いです。澤田6段も攻めきれてません。でも残り時間が37分と少なくなってきましたので、これがなくなると、少し不安です。
- (ここで私が夕飯の買出しに行く必要がでました....でも将棋アプリがあるのであとから履歴が見れます)
- (買い物から帰ってきました...まだ14手しか進んでません)
- 藤井4段、角を王のそばの銀を取りに行き、当然金に一枚取られてました。でも攻める手が浮かんで角を差し出したのだと思います。
- 藤井4段、王のまわりの守りが弱くなって攻め入られてます。持ち時間がたっぷりあるのでかなり考え込みます。少し不利ですね....
- 19:15過ぎましたが、夕食はないんでしょうか? 澤田6段は昼も食べてないのでエネルギー不足では.....
- 藤井4段が角を二枚取ります。形成逆転か。
- 一気に激しい攻防が....二人とも王の前がスカスカ....
- うまく攻めたほうが決めそう...
- 澤田6段持ち時間切れました。でもうまく攻めて藤井4段を追い詰めてます。かなりいい試合ですね。
- 藤井4段が攻めて行きます....
- 澤田6段が投了しました。
- 藤井4段の20連勝が決まりました!
- 試合後のインタビュー等は生放送でないためにありませんでした....コメントが聞きたかったところですが....
なお、使用したiPhoe用のライブ中継アプリは以下のものでした。
ついでにこのアプリのコメントをします。
- 有料でしたが、一ヶ月分のみ(500円)で購入できました。(30手先までの場合は無料です。)
- ブログのページもあり、生中継の動画の解説がない代わりに、様子を確認することができます。
- でも、やっぱり解説者男女の騎士による漫才の掛け合いのような話はかなり好きです...値段を少しあげてもいいので、そのサービスをしてもらった方がありがたいです....
- 両者の持ち時間が画面下に表示されているので様子がわかり良いです。
- 一手前や、最初からどう打ったか、自動あるいは手動で再現してくれるので、棋士が考えているときに利用でき、この機能はアプリならではで、かなり良いです。見過ごしていても何手も前に戻って再現できます。