2020/5/1
2020年2月から話題になった、コロナウィルスが猛威を振るい、インフル程度以下と思われていたものが、高齢者・基礎疾患持ちの方中心に猛威を振るっています。
筆者は、2月から米国のテレビや日米メディア、ネットでコロナウィルスに関する対応をずっと調査して、米国CDC/WHOに対しても、「マスクは意味がない」とか言っているので、具体的な動画や解析記事を送り付けました。CDCからは返答があり、結局CDCと米国はマスクは有効と方針転換までしてきました。
私は、米国市場を中心に業務をしていますが、航空便が止まったので、会社の売り上げは90%以上さがり打撃を受けてますが、調査の知見を少しでもお役に立てればと思い、飲食が大好きなので、レストラン向けに記事を作りました。
基本として、コロナ感染のメカニズムと、現場での殺菌・抗ウィルス対応と必要グッズについてまとめました。
ワイドショーやTVニュース、ネット記事などは恐怖をあおって視聴率を上げること主体の内容が多いです。あまり悲観的にならずに、少しでもお役に立てれば幸いです。
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コロナ感染のメカニズム
3密(密閉空間、密集場所、密接場面)の重なるところを避けろ、と言われてますが、これは十分ではありません。専門家会議でも、特に発声が原因になっていると意見を変えてきてます。
米国のCDCでも、「感染のメカニズムは学習中」と言ってます。よってリスク管理上は、あり得るメカニズムを広く捉え、対応することが重要です。
感染は、ウィルス保持者からの
1.接触感染(汚染した手で触ったものから移る)
2.飛沫感染(しゃべったり、声を出すことにより、唾が飛び、それが移る。くしゃみもあるが限定してんが得ない事。)
3.エアロゾル感染(しゃべったり、発声、歌、大声、笑い、などにより、空気に長時間滞留した軽い細かいウィルス群(エアロゾル)と接触・通過して移る)
1.2が主因と言われ、3はあまり認識されてないのが現状です。ただ、日本の電車では感染少なく、米国のニューヨークの電車では感染が多いことを考えると、マスクの効用や、米国人の方が電車で大きな声で話すので原因でないかと想定しています。
具体的な数値試験もないので、すべてあり得ると思って対策しましょう。
なお、移る人に対しては、口、鼻、目直撃、エアロゾルの吸い込みにより移ります。汚染した手で口、鼻などを振れることによりも移ります。
仮説ですが、感染した人がしゃべると、声帯のウィルスがエアロゾル化して自分の肺で吸い込み、肺が感染する、というのもあります。
まとめると、
- 手で触れるものはすべてペンキがついたと思おう。
- 吸う空気には、ウィルスが漂っていると思うこと。
- 話す人の発声量に比例してウィルスが空気に出ている。
と思いましょう。
以下、エアロゾル感染のビデオです。
現場での殺菌・抗ウィルス対応
レストランの現場での対応例です。
良く言われているもの以外の例から列挙します。ここでは、ドアノブを拭くなどの一般的な対策は割愛しています。
抗ウィルス対応のグッズを使う。
1.光触媒スプレー
具体的には、光触媒のスプレーによるウィルスの撃退。対象は、自分のマスクの表と裏、それから接触部分のドア/冷蔵庫の取っ手、スイッチ、レジ、スマホ、電話など。
光に当たることにより、ウィルスを撃退することができます。また手に入るものは、マスクや布に使用して洗濯しても1年程度効果は持つとされています。
2. 銅製品
次には、銅製品です。銅も抗ウィルス効果があります。光触媒は、光が少ない箇所では、効力が落ちるので、そういう場所のスイッチなどには、銅のテープを貼りつけるといいです。
また、一価銅化合物ナノ粒子を応用した抗ウイルス・抗菌技術を利用したCufitecという製品があり、そこがフキンを出しています。
http://www.nbc-jp.com/product/cufitec/index.html
エアロゾル感染を防ぐ
次にレストランの中で、エアロゾル感染を防ぎましょう。距離を2m空ける、という基準がありますが、ビデオで紹介したとおり、2m離れていても、エアロゾルが滞留していて、そこに近づいたり、通り過ぎることにより、肺に空気が入ると移る可能性があります。
ベトナムの病院で、「窓を開ける」ことにより感染を防いだという記事がありました。
https://www.bookservice.jp/2020/02/16/post-41303/
やることは、
・窓は開ける。
・換気扇フル稼働。
・それにファンで空気の流れを常に作る。なるべく上方から吸い込むと被害が一番少ないが、ドアの入り口近くで扇風機を回すなどでも良い。小さく安いものでは、顧客の席の近くに置くのでも良い。
・HEPAフィルタ突きの空気清浄機を置く。特に空気の流れが悪そうな場所。
空気の流れの見方ですが、化粧用のコットンでも買ってきて、少しちぎって空気に浮遊させて流れを見れればと思います。
なお、ドアなどをあまり広く開けすぎると、空気が入ってくる空間が大きいので、空気の流速はかえって落ち、空気の流れは遅くなります。よって、あまり広げ過ぎないないことも重要です。
飛沫・エアロゾル感染を両方防ぐ間仕切り
レストランでは、話をしながら会食することが想定できます。可能なら、食べている時は黙っていて、食べ終わったら、マスクをして会話、というのもあり得ると思いますが、現実的には、お客様相手にそういうこともしにくいと思います。
隣の客への大声や笑いなどによる、飛沫とエアロゾル感染を防ぐには間仕切りがあると良いです。
具体的には、天井から吊るせる透明のビニールシートです。これで隣の客などとの仕切りを作り、また換気もすることで、感染リスクを減らせます。
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注意事項の提示
顧客に注意事項を複雑にすることはなかなか困難かもしれませんが、飛沫、エアロゾル感染リスクを少しでも防ぐために以下のようなお願いをすることは、返って顧客に安心感も与えると思います。
例:
コロナ対策 - お客様へのお願い
感染リスクを極力減らすために、以下、ご理解お願いいたします。
・咳による飛沫感染を防ぐために、咳エチケットをお願いします。
・飛沫やエアロゾル感染を防ぐために、声は小さ目で、大きな声、大きな笑い声を出さないようにお願いいたします。
・入口でアルコールによる手の除菌をお願いします。
なお、アルコールジェルが手に入らない場合は、濃度の高いお酒を水で薄めることにより作れます。
70%程度のアルコール濃度のお酒なら、あるいはそれ以上でも水で少し薄めると準備することができます。
必要グッズ
以下、必要グッズを一覧で整理しました。この中で1-2までは自分で良く選んだ上で使用しています。
1.光触媒スプレー
2. 銅製品
2.1 銅テープ
幅が広い方が少ない回数で張りやすいです。25mmが最大サイズです。
2.2 一価銅化合物ナノ粒子 ふきん
洗って繰り返し使えます。
3. HEPAフィルタ付空気清浄機
いろいろな種類があります。部屋の大きさに応じてご自由にお手頃な価格のものを選ぶと良いと思います。個人的にはシャープのプラズマクラスターのものを愛用しています。PM2.5対応だと、ウィルスの補足用に性能が良いです。
4. 透明間仕切り
最近は、スーパやコンビニレジなどでも見ますが、飛沫を確実に隣の客と防げることと、エアロゾルも隣に移動しません。
アルコール消毒用、代用アルコール
消毒用エタノールがもし入手できなけば、代用のアルコールを使用できます。
代用のアルコールについてはなるべく安いものを選びました。
まとめ
感染をなるべく防ぐ対策をまとめました。
日本は幸いなことに、コロナウィルスに対しては、規制が緩いにも関わず、世界でも最低限の致死率となっております。
事業を継続しないと経済的な打撃も大きくなります。少しでもお役に立てれば幸いです。
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