将棋会の藤井聡太四段で、将棋が盛り上がっていますが、囲碁の世界でも、藤沢里菜女流名人が四冠を達成とのニュースが出ました。
囲碁は、将棋以上に初心者ですが、囲碁ソフトで勉強などしてその奥深さには興味を持ってました。
藤沢さんは、
何とまだ18歳
で、(2017年現在)
最年少プロ棋士
とのことです! 知りませんでした。
写真をちょっと見ましたけど、カワイイんです。
藤井四段は、羽生名人に勝ったり、連勝記録を作っているので、有名になりましたが、この藤沢さんも、それに匹敵する人ではないかと思い、最年少記録、本人の情報、囲碁のきっかけや、現在のタイトルや連勝記録など気になる情報を調べてみました。
最年少記録
11歳6ヶ月で女流棋士特別採用で入段し、最年少記録とのことです。
な、なんと、藤井四段よりも早い....しかも小学5年生でプロ!!(絶句!!!!!)
将棋は四段からプロですが、囲碁は有段者になったら、プロです。
男性では趙治勲25世本因坊の1968年の11才9ヶ月最年少記録を抜いています。
趙さんは、2016年にAIのDeep Zen Goに勝ち越してます!
藤沢里菜さんも、このままいくといろいろな記録を作りそうですね。
ところで、女流棋士特別採用とは何かですが、11名で総当たり戦をやり、上位一名が本採用となるものです。
棋士採用試験は、東京本院、中部総本部、関西総本部といろいろありますが、東京本院の女性向けの試験です。女性向けの試験以外も一般の採用枠の試験も少ないですが、合格者はいます。
※裏口入学では決してありません。
本人の情報
以下は、本人の女流名人の就位式の時の写真です。
知的な可愛さがありますね。
となりの男性ですが、藤井四段と対談した囲碁界最強の井山十段です。
井山&里菜「強烈な努力を」【第55期十段・第29期女流名人合同就位式】 https://t.co/ULmwjXagGc #日本棋院 #囲碁 #幽玄の間 pic.twitter.com/A6nYz0AB3Y
— 日本棋院@扇興杯準決勝は7月14日 (@Nihonkiin_pr) 2017年6月20日
主な本人情報は以下です。
祖父は藤沢秀行名誉棋聖、父は藤沢一就八段
物心つくころから、父及び祖父に囲碁を教えられる。
女流棋戦史上最年少優勝者(15歳9ヶ月)
出典: ウィキペディアフリー百科事典 「藤沢里菜」2017年5月29日 (月) 04:27 UTC版
最年少記録は、その他多数ありすぎで紹介しきれません。
囲碁と将棋の注目度の違い
藤沢里菜さんって、もっと注目度が高くても良かった気がしますが、藤井四段との差は何か、少し考えてみました。
藤井四段は、中学生で、非公式戦とはいえ、羽生棋聖に勝ったことが一躍有名になりました。
ところで、羽生さんは現在三冠ですが、将棋連盟のホームベージを見ても、「棋聖」となってます。
三冠という言い方もしますが、タイトルで以下の序列があり、一番高いものを呼ぶようです。
竜王>名人>>棋聖>王位>王座>棋王>王将
羽生さんと井山さんの比較
羽生さんがなぜ有名になったからというと、自分の記憶ではめちゃくちゃ強くて勝ち続けたからでしょう。なぜ有名になったかわからない位勝ち続けていた記憶があります。負けるニュースを見た覚えもないくらいです。
中学生で棋士になり、1996年に七冠になり、全冠制覇は初でした。
全盛期ではないかもしれませんが、その羽生さんに勝って、またうならせたことが最初のニュースでした。
そのあと、プロ入りしたばかりなのに、連勝を続ける、これも信じられないことでした。
羽生さんに勝ったことと、連勝記録、この二つがインパクトが大きい内容でした。
では、
囲碁界はどうだったのか....
さとほど写真に出ていた井山裕太十段が、
2016年に史上初の七冠達成
をしています。
それまで羽生と同じような圧倒的な強い棋士が囲碁界にはいなかったのです。
では、井山さんも、もっと注目されていてもいいのでは?と思いますよね。
羽生さんは23歳で九段、井山さんは、最年少の20歳で九段。
羽生さん26歳で7冠。井山さんは27歳で7冠。
井山さんの記録もすごいですね。
でも、例えば、Abema TVには将棋のチャンネルはありますが、囲碁のチャンネルはないですね。
レジャー白書の情報によると、将棋の方が囲碁よりも二倍以上プレーする人口が多いようです。
これが原因ですね..
確かに、初心者で考えると、将棋は始めやすいですが、囲碁は、ハードルが少し高いと思います。
でも、囲碁をかなりやっている父親に言われましたが、「囲碁をすると先を読む力や感情を制御する方法もわかり、仕事にもとても役に立つ」と聞きました。
親兄弟が集まると、囲碁をしていますし、仕事の役員と外人のお偉いさんが囲碁を知っていたので、タクシーで囲碁をしていたとのことです。
囲碁は、世界で通用するプレーで、また、日本以外に世界の戦場もあるものです。
魅力自身はありますので、今後、井山さんを破る中学生が出てきたりすると流れは変わるかもしれませんね。
藤井四段の注目度の理由
あらためて述べると、
- 将棋人口が多かった
- Abema TVで特集が組まれ、また羽生さんに勝ったことが大きかった
- そのあとの連勝記録が注目となった
- その中での謙遜したプロとしての立派な言葉が良かった
ということになります。
囲碁界で同じことがあるとすると、井山さんが20年後位に中学生に負ける、ということだと思いますが、それは先すぎるので、やはり普段では対局できない、Abema TVのような特集や、連勝記録、本人からのコメントなど同じようなことに取り組んでいけば、盛り上がるのではないでしょうか。
現在のタイトルや連勝記録
藤沢里菜さんは、小学生でプロ、最年少プロ棋士に続いて四冠を達成したことでも充分注目ですね。
現在のタイトル
では、女性の囲碁の世界で、タイトルはいくつあるのでしょうか?
ミニ知識:平安時代に囲碁は女性のたしなみだったとのことです。
タイトルは以下5つです。
- 女流本因坊戦 共同通信社主催
- 女流名人戦 産経新聞主催
- 女流棋聖戦 NTTドコモ主催
- 扇興杯女流最強戦 センコー主催
- 女流立葵杯 日本棋院主催
過去には6つ、これ以外にもありましたが休止になっています。スポンサーが継続できなかったからでしょうか。将棋会と比べて少し不安定のようですね。
藤沢里菜さんは、ここで4つまで取りました(アンダーラインのもの)ので、あと一つとると、「5冠制覇」となります。
今取ってないのは、3番のもののみです。
この
5冠は、謝依旻(しぇいいみん)さん
(27歳 2017年時点)が2016年に達成しています。
なお、4と5は、2014,2015年に出来たもので、割と最新です。
それでは、それ以前の3冠達成者でいうと、
謝依旻さんのみが3冠を達成しています。以下3年がその年です。
2010年
2011年
2015年
藤沢里菜さんは、あと、女流棋聖戦で優勝すると五冠になります。
女流棋聖戦が7,8月にありますが、これには参加するんでしょうか?
名前が載ってないようです。でも予選でした。本戦は別にあるので参加すると思います。
謝依旻さんをどんどんと破っていってるので、これから注目を浴びるでしょう。 10代の伸び盛りでしょう。
連勝記録
それでは連勝記録はどうでしょうか。
坂田栄男という囲碁の棋士が1964年に、藤井聡太四段と同じ29連勝をしています。
藤沢里菜さんは....
なかなかまとめたサイトがありませんが、やっと見つけました...まとめてはいません。
このあたり、囲碁業界もデータを充実して欲しいと思います。
囲碁将棋DB
なんと、これによると2008-2016の勝率は、0.475と決して高くありません。今年何があったのでしょうか.....特異点に入ったのでしょうか....
ひとつずつデータをチェックしたら、
まず、プロになったら、一戦目は、負けています......
最大連勝記録は、
5連勝でした.....
では、参考までに三冠を何度かとり、五冠を取った、謝依旻さんはどうでしょう。
9連勝でした。
これを見ると、やはり藤井聡太四段の記録がいかにすごいかというのをさらに実感しますね。
でも、藤沢里菜さん五冠目指してガンバッテください。
では、勝負後にインタビューとかで、藤沢里奈さんのコメントなどあるのでしょうか。 特に小学校時代とかどういっていたのか、気になりますね。
調べたら、以下の貴重画像がありました。
その時のコメントは「女流のタイトルを取れるくらい強い棋士になりたい」
本当になりましたね。
初タイトルになった時のコメントは3年前なので15歳の時ですね。「優勝できると思ってなかったので、すごくうれしいです。昨年以上に勝ちたいです」
喜びをいっぱい笑顔であらわしていますね。
まとめ
囲碁の世界で四冠を達成して藤沢里菜さんは、何とまだ18歳で、最年少プロ棋士です。
小学校5年でプロはやはりすごいですね!!!
最年少記録、本人の情報、囲碁のきっかけや、現在のタイトルや連勝記録など気になる情報を調べてみましたが、今後も活躍して囲碁界も盛り上げてくださいね。
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