藤井聡太四段の公式戦連勝記録が止まったあとの第一戦です。
本日の相手は、中田功七段です。
そして本日、藤井四段が勝利することができました。
藤井聡太四段及び対戦相手のの戦績とレーティング、事前に実施した結果予想と対局中の小ネタについてまとめました。
藤井聡太四段の成長を見守っていきたいので、連勝記録はストップしましたが、またおっかけです...
ニコ生の放送がありました。またいつもの通り日本将棋連盟ライブ中継を見ます。
藤井聡太四段の戦績とレーティング
藤井四段のイロレーティングで棋士を評価したサイトが以下です。
現在、藤井四段は、1694点です。
前回1700点でしたが、負けましたので、点数が少しさがりました。
定義によると平均的な対局者の点数は1500点です。
対戦相手の中田功七段について
対戦相手の中田功七段は三段上ですね。
年齢は49歳です。
プロ入りは、18歳です。
中学生名人戦では優勝しています。
2011年には、順位戦でC級1組からC級2組に降級となったこともあります。
草野球やサッカーなどが趣味とのことです。
また、日程を勘違いして対局に現れず、不戦敗になったことが、6回もあるとのことです....うーん、大丈夫かな...
戦積とレーティングはいくつでしょうか。2007年以降で見てみます。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2007年度 | 28 | 12 | 16 |
2008年度 | 25 | 11 | 14 |
2009年度 | 36 | 18 | 18 |
2010年度 | 29 | 14 | 15 |
2011年度 | 28 | 10 | 18 |
2012年度 | 32 | 18 | 14 |
2013年度 | 25 | 9 | 16 |
2014年度 | 30 | 13 | 17 |
2015年度 | 28 | 13 | 15 |
2016年度 | 34 | 15 | 19 |
2017年度 | 4 | 2 | 2 |
合計 | 299 | 135 | 164 |
勝率は、45%です。
毎年の記録で見ると、勝ち越してはいないですね。でもそこそこ勝っています。
レーティング
中田功七段のレーティングは、1469点です。
対戦した中では、低い方ですね。七段ですが、なぜ低いんでしょうか?
なんと、四段の棋士になった後は、降段することがないとのことです。
では、昇段の規定はどうかとしうと、勝数で上がれるとのことです。
記録では、以下です。
1990年3月6日 五段(勝数規定) 100勝
1998年8月7日 六段(勝数規定) 120勝
2005年10月11日 七段(勝数規定)150勝
よって、勝率ではなく、勝ち数を上げていけば段位はあがります。なんとなく、年功序列的ですね。
ひふみんは九段ですが、そのあとに1000勝もしたので、十段の新設を提案したとのことです。
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1694点
中田七段 1469点
で、藤井四段がかなり有利です。
中田功七段の戦い方
振り飛車、特に三間飛車を指します。
中田功XPというのを開発して、穴熊攻略法で、速効の戦い方です。
XPは、当時のWindowsがXPだからつけたとのことです。
なんの関係があるんだろう?
サービス対象期間が過ぎたので、コンピュータウィルスは大丈夫かな?
対戦中の小ネタ 勝負メシ
- 藤井聡太四段の先手から開始になりました。今日は顔が引き締まっています。
- おっと、中田七段、得意な三間飛車にしました。
- 藤井四段、珍しく穴熊で守りを固めます。(穴熊:王を左下の端に寄せ、まわりを金銀で固める鉄壁の守りの方法)
- 中田XPの戦い方に全面抵抗のようです。自ら穴熊にもっていきました。
- ここまで、最初に守りを固めることは、見たことがないですが、あえて相手の強く得意な戦い方に挑み、自分の実力をあげようとしているのでしょうか? うーん、なかなか立派な戦い方ですね。
- 今日は、いつもと違った藤井四段が見れそうです。連勝記録も途絶える中でふっきれるものもあるんでしょうか。
- 12:00休憩になりました。
- 昼食は、藤井はカレーうどん定食、また麺系ですね。中田七段が、そば定食とのこと。
- 12:14 おっと中田七段は、もう戻りました。あれ、藤井四段も、何て早食い何だろう....熱くなかったのかな?
- 棋士って、労基法でいう、8時間以上の労働で1時間の休憩って関係ないんですね....だって個人事業主で誰にも雇われてないから....これが雇われていたら、「休憩時間は、対局室にもどったら、いかん」と言われるんでしょうね。
- おっと、藤井四段がいきなり,ひふみんアイ。そして記録かかりの席のうしろに座りました。
- 午後対局再開。藤井が角で攻め込んでいきます。
- お互い攻め会います。飛車角交換になりました。
- 結構、中田さんも良く打ってます。消費時間は、藤井四段2時間47分、中田七段2時間22分と、藤井四段の方が多く消費してます。
- 中田さん、結構いい攻めを連続しています。
- 夕食の注文が決まりしまた。藤井四段は、親子丼。中田七段は、注文なしとのことです。
- お互い攻めが続きます。
- 18:30になり、藤井四段はあくびを....最近長い対局では眠そうですね。移動と学校もあるので大変かも。
- ところで、藤井四段は、高校進学をするかどうか悩んでいるそうです。本人が最終的に決めることですが、将棋に集中して高校にいかないのか、その後の長い人生を考えて、高校に行くのか、とても悩むところですね。
- でも長い人生を考えると、将棋以外のことも勉強した方がいい気がします.....
- あっ、藤井四段が角をとった.....この角とられてはまずいのでは......まだ詰められる局面ではない...
- 藤井四段が攻め込んでいきます。でもその局面で使用した角が取り返されました。
- お互い攻めてには少しかけていますが、藤井四段の穴熊の守りが堅そうです。
- お互い王のそばを攻めていきます。
- 中田七段、どんどんと積極的に王のまわりを攻めていきます。なかなかの強敵です。
- やはり中田七段の得意な手だから攻めが良い感じです。
- ここで中田七段角で攻め、角が取られました。これで藤井四段を詰められるという勝算があるのか.....
- 藤井四段の穴熊の守りの兵隊がどんどんと取られていきます。
- でも、その中で飛車角はすべて藤井四段のものになりました。
- 中田七段が詰め切れるか......
- 逆に藤井四段に攻められました。
- 投了です。藤井四段が勝利しました。
- インタビュー 藤井さんへ
- 連勝がとまったあとの対局だったが、今までと気持がかわたことがあったか?「普段通り対局した」
- 自戦に向けての気持ちは?「今まで通り、全力で対応したい」
- 今日はあえて中田先生の得意な三間飛車を穴熊で挑まれたのはなぜか?「自分として妥協するのは面白くないかなと思った」
- 今日は勝利と内容どちらにこだわったか?「今まで通りだが、前回負けていたので、以前よりは若干勝敗にこだわる感じになった」
- 負けた気持ちは、なかなかはれなかったか?「ひきづられてもいけないので気持ちを切り替えた」
- バックが青から黒に変わったが何か理由があるか「特にない」
- 中田さんへ (発言はなかなかかっこよかったです)
- 感想は?「対局を楽しみにしていた。普段とおりやって、一生懸命できればいいかなと」
- 「攻め方は本当に悩んだが、藤井さんが見事に切り返した...」
- 着手の感想は「あぶなさそうで、しっかり対応されていた」
- 「三間飛車は自分しかできない戦法なのでこだわっていた」