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グーグルの将来性は?テスラ音楽配信の動きから見る30年後の予測


私は、資産運用のために、企業の銘柄分析をしています。長期の投資が中心なので、「その銘柄が30年間成長する要素があるか?」というのを良く考えます。

なるべく長期で活躍する企業を見つけられる方が忙しくない運用ができるからです。

実際、30年もの成長を見込める企業はかなり少ないですし、そういう企業を選んだとしても、5年位で状態が悪化する企業も多く見てきました。

そこで検索大手のグーグルの30年後を予測してみました。

あくまでも個人の見解ですが、グーグルを投資対象とされている方や、ネットビジネス等をされている方の参考になれば幸いです。

 

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きっかけ

この記事を書くきっかけですが、タイトルにもあるように、「テスラが音楽配信に進出か」という記事が出たからです。

いよいよか、と意外なサプライズでした。

テスラの経営者は、イーロンマスクという企業家で、革新的な電気自動車を作ったり、また、大手ロケット業界に対して、格安のロケットを作って成功させ、火星有人飛行を計画したり、という型破りの経営者で以前から着目していました。

車やロケットを作ったことない人が、歴史のある大企業相手にここまでやるので、しかも2つ以上の会社の経営者として、スゴイの一言です。

音楽の配信というのは、私自信もそうですが、ほとんどアップルのサービスを利用しています。

その巨人に対して、新たに参入するのは、型破りなことですが、今までの実績からすると、成功しそうな気がします。

なぜなら、車の中での音楽サービスという業態は、私の知る限り、今までなかった新たなものだからです。

このニュースを聞いた時に、すぐに連想したのは、「グーグルにも同じことが起こるのではないか」です。

グルーグルは、現在、アップルやアマゾンを抑えて、売上、利益とも右肩あがりです。

一番強い部類に入る米国企業と考えてます。

その時の記事が以下です。

日本株に投資しない情報をざっくりまとめてみました

 

この記事では、トヨタやソフトバンクよりも投資先として魅力が大きいことを説明しています。 今の株価は少し割高ですが。

 

グーグルの今の強み

グーグルって、利用していて言うのもなんですが、昔は、「何で検索エンジンの会社が儲けることができるの」という疑問がありました。

アップルは、非常に便利なiPhoneやiPADを出して、使っていて本当に重宝していますし、アマゾンの買い物も楽天以上に多くなり、利便性が格段に良いと思ってます。

グーグルは、広告収入を得て稼いでいる、と聞いてましたが、それもピンときまませんでした。

かなり昔、7,8年位前でしょうか、グーグルのアドワーズという広告プログラムに入り、結局は何もしませんでしたが、郵便で、広告を出すためのチケットみたいなものが何度か来たのを覚えてます。

でも、今はグーグルのサービスを日常で使用しています。以下がその例です。

  • ブラウザはクロームを利用している。よって、新しくタブを開くと、グーグルの検索画面が必ず出てくる。
  • このブログのように広告を載せている。他のブログを見ても、広告が魅力的な内容の場合は、時々、クリックする。また、プログの収入としては、グーグールのクリック課金のサービスが一般的には一番良い。

クロームの一番良いところは、IDやパスワード、お気に入り情報をユーザ単位で機種が違っても保持してくれるところです。特にIDとパスワードだらけの世の中ではとても便利です。本当に重要な金融系のパスワードは記録させませんが。

ただ、セキュリティ的にいえば、Firefoxの方が上なんですが、上記のメリットがあるので使い続けてます。

もともとはIEを使っており、使用しているプロバイダのNiftyをホームページにしてました。よって、検索も全部Nifty上でした。

ところが、私のPCとWindows上の制約(VISTA)で、サポートが早く終わることがわかり、クロームに乗り換えたのです。

現時点で私のサイトへのアクセスでみると、1番サファリ、2番クローム、3番IEなので、やはりIE利用者が減ってます。

サファリは、アップルの製品からのアクセスが一番多いので、1番となります。

グーグルは、MSがサポートを早く終えることも考えて、載せ換えさせる戦略をとっているのでしょう。

 

また、広告についてですが、検索してきた本人の興味に関係するものを表示します。

個人の検索履歴等を把握しているからできることだと思いますが、ランダムに配置されるよりは、クリックしやすくなります。

このあたりの「個人の嗜好に合わせた広告を表示する」というのがグーグルの一番の強みだと思います。

 

 

グーグルに対する挑戦者

今回のテスラと同様に、「グーグルに対する挑戦者は出てくるか」というのが最近の疑問でした。なぜなら、今後グーグルは30年間投資対象になりえるか?と考えていたからです。

「もしかしたらアメリカから挑戦者が出るかもしれない」と思ってました。でも、今回のテスラの件でわかりましたが、必ず挑戦者が出てくると今では予想しています。

理由は、以下です。

  1. 検索エンジンを作るというのは、コンピュータのプログラムがあればできるので、参入しやすい。
  2. 人口知能の技術を利用して、グーグルよりもすぐれたアルゴリズムを作れる可能性がある。
  3. 現状のグーグルには、検索上と広告表示用に課題がある。

イーロンマスクが検索エンジンに参入するか否かはわかりませんが、挑戦意欲のある若手が挑戦してくる可能性が大です。米国からかもしれませんし、インドや中国からかもしれません。

また、3番についてですが、内容としては以下です。

  • 検索しても意図を良く把握してドンピシャの検索結果を上位表示してくれないことが結構あり、検索ページを2,3page位見て、一記事ずつ中身をチェックして情報にやっとたどりつけるということが結構ある。
  • ブログ中の広告だが、自分が購入した「お名前ドットコム」や「ロリポップ」の広告が何度も出る。すでに購入し、購買意欲は全然ないけど、何度も出てくる。もっと興味を引くような、類似の別の会社や、同じ広告ばっかりでなく、違った種類の広告をもっとタイミング良く使うようにアルゴリズムを変える必要がある。

上記二つの内容は、技術的にはそんなに困難でなく、解決できそうと考えます。それらについて徹底的に分析し、新たな手法でアプローチしたら、強力なライバルが現れる可能性があります。

 

30年後の世の中から考えたグーグルの将来

30年後の世の中と人口知能

30年後の世の中を考えると、以下のことが起こると思ってます。

ネットが進化し、人口知能のサービスでいろいろな日々の出来事の相談をし、解決案を提示する音声サービスで生活するようになる。

ちなみに自分は、人口知能崇拝派ではなく、人口知能のシンギュラリティ(人間を超える特異点)もこの先永遠に起こらないと思ってます。

なぜなら、人口知能は、5感をもってなく、人間の体験ができないこと、そのため、そういう体験を元に真に人間を説得したり、傾聴することはできないと考えるからです。

また、人間のような今までの複雑な体験と嗜好による創造性も発揮できないからです。

でも、機械的+@の領域は能力をどんどん発展させるので、上記のようなことまではできると思ってます。

人口知能の技術が発展することは予想しています。

音声認識は、30年前と比べると進化しましたが、現在のものでもSiriでは簡単なもの以外は、きちんと聞きとってくれないですね。使っていてイライラしますので使いません。また大きくはっきり発音しないとダメです。

30年後には、大きくはっきり発音しなくても、認識するレベル位にぎりぎりいけると思ってます。

そして相談して解決策を提示するというのも、必ずしも最適ではなく、参考になる意見がある位のレベルだと思います。なぜなら、生身の人間がもっている五感情報を含めた情報と同じものを持つことが物理的にできないからです。

ちなみに人口知能が人々の仕事におきかえっているという話をよく聞きます。

たとえば、

テクノロジーが発展すればするほど、人が物理的に行う仕事は無くなっていくだろう。

オックスフォード大学の調べでは、20年以内に現在人間が行っている47%の仕事が機械によって代行される。

来るべき未来を意識するように。

ビル・ゲイツ

こういう話をビルやラリーペイジから聞きますが、そんなことはないですよ。

例えば、人が物理的に行う、介護の仕事や、幼児の保育は絶対なくらなないですね.....

もともと私は、人口知能が好きで、マービンミンスキーやJPホーガンのSFも好きなんですが、似たような話を聞いたので、将来性については過大評価されすぎと思ってます。

  • 60年前にコンピュータが登場して毎年進化しながら企業に取り入れられるようになったら、「人の仕事はなくなっていく」と....
  • 30年前にも人口知能ブームが起こり、「人の仕事がなくなっていく」と。
  • 20年前位? 自動車用組立用のロボットが流行った時にも、「人の仕事はロボットにどんどんと変わっていく」と.....

 

グーグルの30年後の将来

新しい、グーグルよりも人気のある検索エンジンが作られていて、シェアを奪われていく可能性があります。

でも、リアルビジネスではないので、生き残っているかどうかも確信は持てません。

置き換えが可能なサービスであるからです。

そこでのポイントは、現状の検索意図を理解して必要な情報を高い確度で探してくれるロジックです。トップページの上位3つ位の記事に検索意図に合致したその情報が入ってないといけないです。

この技術は、人口知能の技術が支援して実施されます。

検索エンジンの間では、別々の人口知能を用い、競争していくことになります。

そこで、その検索者のニーズや、相談に役に立つ情報をより確実に与えられる検索エンジン(相談エンジンといってもいいかもしれません)が、市場で大きなシェアが取れると予想します。

それでもグーグルは、そういうことを分かっているので、人口知能に投資して事業に取り組んでいます。

逆にグーグルが30年後も右肩上がりで発展していくには以下のようなことが必要だと思います。

  • 人口知能の活用に行く前に、今の検索のアルゴリズムを進化させて、文章調の入力された疑問を解読し、その疑問を解決できるドンピシャサイトを上位表示させる。
  • その文章の意味がわからなければ、検索者に質問する。
  • そのアルゴリズムは、他社にまねできないレベルまで進化させる。
  • 人口知能の実感がわかるサービスを他の検索サイトに先駆けて、ユーザが実感できるレベル(さすがと思うレベル)で取りこむ。
  • 技術のある会社はどんどん買収して取りこむ。

投資家の視点からみたら、グーグルの売上と利益がもし落ちたら赤信号です。

ここまで、検索ビジネスを引っ張ってきたので、競争しながらさらに良いサービスを提供してくれれば良いと思います。

 

まとめ

グーグルには少し厳しめの記事とはなりましたが、今後の予測を述べてました。

この記事により、まさか「アドセンス ペナルティ」とはならないとは思いますが、今後の検索エンジンの進化を期待します!

 

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