イタリア旅行に行った時、レモンのお酒、リモンチェッロを初めて飲みました。
でも作り方や飲み方はいろいろあり、色々飲んだ経験より、一番おいしい絶品のリモンチェッロの作り方とベストな飲み方をご紹介いたします。また、二種類の作り方に対して比較ティスティングもしました。
イタリア旅行の思い出
南イタリアに旅行に行った時に、とっても大きなレモンを発見しました。
日本のレモンの2、3倍の大きさです。
アマルフィに行く途中レモンの畑が海岸沿いの小さな畑に有り、大きな実がたわわになってました。
夜、レストランに行くと、頼んでもませんでしたが、最後にレモンのお酒、リモンチェッロが出てきました。
冷蔵庫から出された便のものを小さなグラスに少し入れて持ってきてもらいました。
最初の印象は、「おしゃれな甘い食後酒!」との印象でした。
アマルフィには、リモンチェロの専門店もあり、色々な種類のものを売ってます。
試しに小瓶を買ってみて、夜ホテルの部屋でのみました。
冷やすべきでした。
また、旅行の最後にナポリに行きましたが、夜レストランでもリモンチェッロを見つけ、頼みました。
それが冒頭のアイキャッチ画像のものです。おいしく飲みました。
あとで出てきますが、グラスの形、良くみておいてくださいね。
イタリア旅行では「リモンチエッロ」というお酒を知ることが出来ましたが、印象はそんなに強くなかったです........................
日本のイタリアンレストランでの思い出
ところがリモンチェッロの印象を大きく変える出来事がありました。
名古屋に住んでいる時に、懇意にしているイタリアンのレストランがあるのですが、そこはワインが客の好みにに応じてグラスで出してもらい、しかもめちゃくちゃおいしいのです!
私もイタリアンのレストランは、3度のイタリア旅行、都内であちこち行きましたが、ここほどおいしく出してくれるところはないです。
ワイン学校に行ってワインアドバイザーの資格まで取り、かなりワインは飲んでましたが、このお店はとっても気に入りました。
そしてワイン以外のお酒も「全部飲みたい」といって通いつめました。
その時出てきたワイン以外のお酒で一番おいしかったのが、「リモンチェッロ」だったのです!
レモンの有機栽培の農家から直接買って自家製で作ったとのこと、そのおいしさはイタリアで飲んだものの倍はおいしかったです。
また、その出し方、サービスの仕方が最高なのです!
そこでは食後酒に「リモンチェッロ」を頼むことがとても多くなりました。
レシピを色々とみて研究し、そのお店の人にも少し作り方のコツをきいて、自家製を作ることとしました。
そしたら、やっぱりめちゃくちゃうまく出来て、2L作ったのですが、毎日ぐびぐび飲んですぐなくなりそうです!!
今回、その作り方を紹介することとなりました。
(なお、名古屋のそのお店の名前は、金山の「ヴィネリア カッシーニ 」です)
絶品!リモンチェッロの作り方とレシピ
準備するもの
・レモン(防腐剤なし、ワックスなし、無農薬) 2kg (13~16個位)
・スピリタスウォッカ 1L (500mLのもの二瓶)
・良く切れるピーラー
・水 1L
・グラニュー糖 500g
・保存用の瓶(2L~5L)
・冷凍庫保存用の小瓶(高さ15cm以内、冷凍庫に入る高さ)
レモンは皮の部分のみを使うので、防腐剤などがついている普通のレモンでは落とすための処理が大変です。
少し値ははりますが、防腐剤なし、ワックスなしで無農薬のレモンをネットで是非入手ください。
無農薬レモンはAmazon、楽天を比較しましたが、楽天の方が種類が多いです。
また、スピリタスウォッカというのはアルコール度が96度のもので、これもアマゾン等のネットで購入できます。
皮を薄くむくことでポイントですので、ピーラーは良く切れるものをご準備ください。
作り方のステップ
1.レモンを良く洗います。
2.レモンの皮のみなるべく薄くピーラーで剥きます。(レモンは皮のみ使用します。汁を入れるとすっぱくなり、レモンチェッロの味ではなくなります。皮のみ使用すると上品で良い味となります)
剥いたらボールに入れます。もし剥いた皮の裏に白い部分があったら、包丁で取り除いてください。高級な味を出すためのポイントです。しぶくなりますから。
3.保存容器にレモンの皮とスピリタスを入れ、二週間漬け込みます。保存は、直射日光のあたらない場所にしてください。
4.残ったレモンはご自由に!
剥いたレモンが大量に出ます。ピーラーで沢山剥くと少し疲れてしまうので、これはこのまま野菜室に保管してジュース等にして良いです。2~3日は持ちました。
5.(二週間経ちました)鍋に水をいれて加熱し、グラニュー糖をいれて溶かしてシロップを作ってください。あとで3とまぜますので、沸騰させないでください。また、グラニュー糖は700g入れるレシピもありますが、甘すぎ上品さが少し落ちます。グラニュー糖は500gに抑えるのがポイントです。
6.3を茶こし等で皮の部分を取り除きます。そして冷めたシロップを注ぎ込みます。
7.二週間、日の当らないところ、なるべく涼しい場所で保存します。(5月以降暑くなると、糖分がアルコールと二酸化炭素に分解され、瓶内の圧力があがるためです)
5Lの壜で作りましたが、少しスカスカになりました。量が少ないのはおいしくて沢山飲んだためなくなっちゃった......でも黄色がとってもきれいです。
8.二週間たったら、冷凍庫保存用のビンに詰め替えます。
蓋を回してグラスに注ぐことが簡単にできたので、このタイプで十分です。(100均で買いました)
9.そして冷凍庫に入れてキンキンにひやします。冷蔵庫ではだめです、冷凍庫です。アルコール度が高いので凍りません。
おすすめな飲み方
イタリア旅行のところでも述べましたが、常温や冷蔵庫の温度だとおいしさが今ひとつです。よって冷凍庫で冷やした後お飲み下さい。
飲む前に準備して頂きいのが、専用グラスです。
冒頭のアイキャッチ画像のグラスもこの形でしたね。名古屋のイタリアンもこの形でした。
このグラスで飲むとおいしいんです。
このグラスはイタリアの食後酒、グラッパ用のグラスです。ひとつ600円程度でアマゾンで購入できます。
なるべく小さいものがおしゃれで飲みやすいです。
そしてこのグラスも飲む前に冷凍庫に入れ、キンキンに冷やしておきます。(我が家ではしょっちゅう飲むので常に冷やしてます 笑)
そしてリモンチェッロを流し込んで、
あとはおいしくお召し上がりください!
追記: 比較ティスティング
二度目のリモンチェッロの漬け込みが終わりましたので、比較ティスティングしました。
- 1番 グラニュー糖700g
- 2番 グラニュー糖500g
です。1番が左、2番が右です。
色
1番の方が黄色の色が濃いです。使ったレモンの個数はほぼ一緒でしたが、レモンのとれた時期が影響しているかもしれません。あるいは、時間がたつと、色が濃く出るのかもしれません。
香り
2番は、レモンのさわやかなかんきつ系の香りがまだ残っている感じです。1番の方は、さわやかさはあまりなく、レモンの重厚な香りがします。
味
1番の方は甘さがしっかりあるため、のど越しも甘さが喉にのこる感じです。少しヘビーな感じです。
2番の方はのど越し良くすっきり飲める感じです。甘すぎないので、多少つまみと一緒にも飲めそうです。
総合評価
どちらもおいしく飲めますが、やはり1番の方は甘すぎてしつこさが少し残る感じです。2番の方がすっきり飲めておいしいです。
まとめ
イタリア旅行の思い出とともに、一番おいしい絶品のリモンチェッロの作り方とベストな飲み方を紹介いたしました。
これから暑くなる時期に飲むと美味しいですし、クリスマスのシーズンに飲んでも高級感があり、イチオシの飲み物です。
とっておきの機会にもご使用ください。
なお、このレモンの皮を使ったものは、料理だとレモンリゾットがあります。
以下の記事にイタリア旅行の写真とともにのせてますので、興味のある方、あるいは無農薬のレモンが手に入った場合は、ひとつだけ使ってリゾットを作るのもお勧めです。
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