藤井四段がまた連勝し、デビューから17連勝とのこと!
まだ14歳、中学三年生。スゴイの一言です。
他の棋士と比べてどうなのか、どこまで連勝するのか、受験勉強して高校に進学するのか当たってみました。
他の棋士と比べてどうなのか
他の主な棋士の連勝記録はどうだったのでしょうか?
| 棋士 | 年 | 連勝記録 |
| 羽生善治 | 1992(22歳) | 22 |
| 神谷広志 | 1987 | 28 |
| 加藤一二三 | 1981 | 12 |
| 中原誠 | 1973 | 12 |
神谷さんは28連勝もしています。
それでは中学生でプロ棋士になった人は誰がいたのでしょうか。
| 棋士 | 年 | タイトル | 学歴 |
| 羽生善治 | 15歳2ヶ月 | 名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖 | 高校通信科 |
| 加藤一二三 | 14歳7ヶ月 | 無 | 早稲田中退 |
| 谷川浩司 | 14歳8ヶ月 | 名人 | 中高一貫私立 |
| 渡辺明 | 15歳11ヶ月 | 竜王 | 中高一貫私立 |
| 藤井聡太 | 14歳2ヶ月(最年少) | ？？？ |
羽生が中学生で棋士になったのは知っていましたが、その他にも結構いるのですね。
羽生のスゴサは長年国民の一般認識となっており、多数のタイトルを持ってます。その羽生をうならせたのですから、藤井聡太の今の実力は、羽生が連勝記録を打ち立てた時と同じ勢いがあるのではないでしょうか。
どこまで連勝するのか
非公式戦では、2017年5月7日には、豊島八段に破れています。
よって常に連勝している訳ではないです。
負けた試合からも学んでいると思います。
では、公式戦でどこまで連勝するのでしょうか。
羽生は6連勝どまり、渡辺も6連勝どまりでした。
すでにその記録を抜いています。
では今まで負けた記録はどうかというと、
- 5/7 豊島将之八段 非公式戦
- 4/23から開始のAbemaTV 炎の七番勝負で一敗
勝った数が17+6=23
負けた数が2(非公式)
とすると、約11回に一回負けています。
ただし、公式戦は全勝なので、本番に強いタイプとみます。
あと、もう一回の負けまであと、11回勝つと推定すると、
17+11= 28連勝
まで行くのではないでしょうか?
28連勝まですると神谷広志八段と同じ記録になります。
その記録を抜いたら、日本一の連勝記録になります。
受験勉強して高校に進学するのか
今中学三年生ですが進学するんでしょうか？
もうプロとして十分やっていけるはずです。
でも過去の中学生でプロ棋士になった人を見ると、結構進学しています。
羽生のみ、高校通信科となっています。
でも学校は中高一貫校の名古屋大学教育学部付属中学校にすでに通っているとのこと。
名大といえばノーベル賞を輩出している大学ですね。
国立大学付属の中高一貫校に入っているということだけですごいと思います。
受験勉強もないので、青春を謳歌するために、高校までは進学するのではないでしょうか。
羽生のピークが22連勝した22歳だったとすると、まだまだ伸びしろはあると思います。
高校へ行くのをやめて将棋一本にはならないのではないでしょうか。