トランプ大統領が時期FRB議長の人事を決めて、ジェローム・パウエル氏に決定しました。
普通の人は、「それって誰?」って思いますよね。
イエレンだって、FRB議長になったら、名前を良く知るようになったので。
このFRB議長の人事って、皆さんご存知だと思いますが、超重要なんですよ。
「オレには関係ないや...」とか思わないでくださいね。
特に、株式投資や投資信託を買っている人。
それから景気に敏感な仕事をしている人(ほとんどの人はそうだと思います)
私の資産運用にもとても影響を与える可能性があるので、気になる任期や利上げ政策、それから今後の株価や景気がどうなるか、考察してみました!
米国株が高くなり続けて、なかなか買い増しをしにくい、というポジションを私が張っているということも、前提としてお知らせしておきます。
そのため真剣予想です。(でも外したらゴメンナサイ、というか自己責任でご判断お願いします。)
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ジェローム・パウエル議長の任期は?
通常、FRB議長は、長い期間交代しません。
日本のバブルが崩壊しそうな1987年に就任した、アラングリーンスパンは、2006年まで、なんと、19年も就任していました。
彼は、ニューヨークのジュリアード音楽院に行くまでの才能がある音楽家でサックスフォーン奏者でした。
ブラックマンデー対応、根拠無き熱狂、ITバブル突入の時の「ニューエコノミー」、数々の名言(迷言)を出して、「マエストロ」といわれました。
何せジュリアード出身ですからね。しかしジュリアード出身がFRB議長になるなんて米国はすごいですね。
東京芸術大学出身の音楽家が日銀総裁になるって信じられないでしょ(笑)
つぎのバーナンキは、任期は8年、イエレンは4年です。
このままで外挿すると、パウエルの任期は1年位?? そんなことはないでしょう。
米国が混乱するからです。
通常、イエレンのように一期で変わるというのは最近はないです。
でも、1978年に、ウィリアム・ミラーは、1年位でFRB議長を退任しています。
積極的な利上げを行って、議会からつるし上げられて辞めることになりました。
では、パウエルの任期はどこまでいくでしょうか?
積極的な利上げを行ってつるし上げられることはないです!
2012年からFRB理事になって、イエレンと同様、「穏やかな利上げ路線」だからです。
投資銀行出身で、今まで、父ブッシュ政権で、財務次官補という要職をこなし、投資ファンドで有名なカーライルグループ役員、それからFRB理事になっています。
金融畑一本ですね。
イエレンは、別に失敗をした訳ではなく、市場との対話もうまく、また利上げを行う時にも連続して行うのではなく、市場の様子をみながら利上げを休む、などなかなか上手な運営をしてきております。
批判されるような記事をみることはなかったです。
ここ、3人のFRB議長では一番安定している印象です。
そのため、NYダウも一本調子で上がってます。
おかげで、米国株を買い増しできません!
ずーと、あがり続けるので、そろそろ弾けるのではないかと考えてます。
ここ、一ヶ月位でしょうか、日本のニュースにも、「米国株はそろそろピークで、弾けるのではないか」という記事を見るようになったのは重要な変化です。
イエレンは、トランプ大統領から、「自分の色をつけたい」との理由で退任することなりました。
トランプ大統領は、もう充分すぎるほど、自分の色を強烈に出しているでしょ!
と、考えるとなんだか怪しい理由だと疑いたくなりませんか?
裏は何か....
トランプ大統領は歴史的な減税路線をとっているので、その路線をFRBもシンクロさせるためでしょう。
つまりFRB議長が自分のいうことをより、聞くようにするために、議長を変える必要があり、そうしたんだと思います。
これから議会でTAX Battleが始まりますからね。(米国の新聞情報)
利上げペースが速くなると、景気が悪化し、減税しにくくなりますからね。
それから、トランプはもともと不動産で成功してきたので、金利には相当敏感です。
低金利人間と自称しています。穏健派のパウエルが好きなんでしょう。
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景気のサイクル上は、株価とともに下降が来ても良い時期ですが、そうもなりにくそうな米国経済は本当に強いです。
なんせ、2008年位から一本調子でNYダウが上昇していますので。(異常です!)
次期大統領にもよりますが、任期を予想するために、本人の実力はどうでしょうか?
米国のWall streat journal(WSJ)などに記事が出てます。
PhDを持ってない議長として珍しいそうです。理由としては、経済が良いので変える必要はないけど、言われているトランプの「自分の色をつけたい」とのことと、共和党だからという理由です。(イエレンは民主党)
うっ、WSJの記事は、浅すぎます! どうしたんでしょうか?
それでは、financial timesは...
しばらく見てなかったら、ネットでは概要記事とか見れないです!
昔は見れたのに...
それでは、USA Todayは? (アメリカの大衆紙)
理由がわかりました!
イエレンより、規制緩和路線とのことです。トランプも規制緩和を志向しています。
イエレンは、学者です。でも、パウエルは、トランプと同じ、お金儲けを考えるビジネス界出身なので、やはりウマがあうのでしょう!
これで結構謎が解けましたね。
この路線でいくと、成功しそうですね。本人に対する悪い評判はありません。2期か3期、8~12年はやると予想します。
しかし、経済紙である、Wall streat journalやFinancial timesはネット対応もっとせにゃいかんです!
ただで、全部読ませてとは言いませんが。
ジェローム・パウエル議長の利上げ政策は?
今までと変わりないでしょう。
また、イエレン以上に、ビジネスを良く知っていて、金利があがることの影響をマクロでもミクロでも理解し、トランプとはウマがあうはずなので、利上げに問題があれば、イエレン以上に慎重になるのが私の見立てです。
見立てですよ...はずれても知りませんよ。
経済学者や評論家のいうこともはずれまくっているでしょ(笑)
ジェローム・パウエル議長で株価や景気の見込みはどうなるか?
米国の株価や景気は、ますます絶好調になりそうなのが怖いです。
普通、金利を順当に上げて、インフレを抑制するんですが、今はインフレでもない。
このまま株価もあがり、景気もよくなりそう....
これが怖いです。ITバブルの時は違う事象でしたが、ITにより経済成長が新段階に入った、「ニューエコノミー」とか言ってましたよね。大嘘でしたが。
この時の状況と似ている気がするんですよ、皆が安心しそうな状況が。
今はバブルといえるほどではないです。
米国株の予想PERは、2017年11月現在20を切っています。これはバブルの領域ではないです。
ただ、株価のチャートによるサイクルを考えると、ずっとあがっているので、何かのきっかけがあると下がるのではないかと予想しています。それがいつかはわからないババ抜き状態です。
もしあるとすれば、これは新しいパターンのバブル崩壊かなと思います。あるいはきっかけは北朝鮮との戦争によるかもしれません。通常は、戦争特需で、かえって景気はよくなりますが、今回は直接米国が狙われるので投資する人は心配が大きいと思います。
なので、私は米国追加投資はHOLDします。
なお、私はバブル崩壊の研究をやってる長期投資家です。以下の記事もご参考になれば幸いです。
ここでは、相場の見通しをあてた偉人を記述しています。
一番は、藤巻健史さんです!
まとめ
バウエルFRB議長の任期の予想や、利上げの政策、それから今後の株価や景気はどうなるかを予想しました。
アメリカの株価と景気は日本に連動しているので、当然、日本の株価や景気にも連動すると考える方が良いです。
でも、これから10年続けて右肩あがり、これはどう考えてもなさそうですよね。
金利があがれば、当然景気に水を刺すサイクルが始まると思います。
アメリカ人は、信じられない位にお金をどんどん使うので、今後の米国のクリスマス商戦とか市民の様子は要ウォッチです。
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