数々の人気Youtuberのプロモーションを実施しているUUUMが2017年8月に上場することなりました。
この上場は、新規公開株(IPO)としては、かなりの注目を浴び、人気化すると予想します。
その上場資料の中で、人気Youtuberの本名と大まかの住所と保持株数が、公表されました。
今までは、本名の情報がネット上で流れてますが、上場するための情報として、正式な漢字を使った情報が記載されております。
なお、Youtuberの名前と本名との対応をとっている資料ではないので、公表された事実からの推測となります。
なぜ公開したのでしょうか?
本名を示す必要性と、人気Youtuberと本名との対応の推測、それから所有している株数の評価額について述べてみます。
本名を示す必要性
企業が会社を上場させるとき、なぜYoutuberの本名を示す必要があるのでしょうか。
まず、ひとつの理由としては、そのYoutuberがその企業の株式を所有しているからです。
そもそも上場する前に、会社が「株式会社」という制度を取っているため、株式が発行され、株主に所有されているのです。
そして上場する時には、追加の株式を発行し、値段を付けてもらい、証券会社経由で一般の投資家に購入してもらうのです。
そのことにより、その会社は、追加資金を得ることとなります。
そして、その会社の役員については、一般的に、本名、生年月日、略歴、所有株式数が開示されます。
投資する側は、「それらの役員なら、その企業は投資しても成長するか」という観点で見ることになります。
また、株主の状況という項目で、氏名、大まかな住所、所有株式数が提示されることになってます。
上場申請の書類の記載例などをみると、すべての株主ではなく、「大株主の状況」を説明せよ、となっています。
必ずしもすべての株主とはなっていないです。
コチラ↓を参考
新規上場ガイドブックマザーズ編2016年
よって、少ない株式しか持ってないYoutuberは載せなくてもいいんでは?と思ったりします????????
他の新規上場会社の例を、同じ上場場所の東証マザーズについて調べてみます。
シェアリングテクノロジーはすべて公開です。トランザスは、3500株程度の株主は公開していません。
ユニフォームネクストは、200~800株程度の株主が従業員で43名いますが、一切公開していません。
UUUMは、従業員でも公開しています........
ウーン.....
なお、外部協力者(UUUMの場合は、Youtuberと想定)を公開しているのはUUUMだけです。
結論として、
別に少数株主であるYoutuberのを公開する必要性はなかったけど、
あえて情報公開した。
なぜでしょうか?
各々のYoutuberがもっている株式は、全体の1%以下なので、会社の経営に対する支配権もありません。
- なぞときをさせたかったから?
- 間違えた漢字の名前(ヒカキン)が出ていたので訂正したかった?
理由は正確なところわかりませんが、何かの狙いがあったはずです。
私としては、遊び心による、1のなぞときではと想定します。
人気Youtuberと本名との対応の推測
それでは、まずUUUMの新規上場のための有価証券報告書にどういう人物の記載があるか、株数とともに、まずはリストアップします。
資料中、「4 外部協力者」がYoutuberと想定します。でも、「協力者」とあるので、もしかしたら、Youtuberではないが協力している人がいるかもしれません。
開發 光 60000
瀬戸 弘司 8000
坂上 恵 8000
萩野 龍登 8000
愛場 大介 8000
佐々木 あさひ 8000
勝村 和央 8000
開發 聖也 8000
ペインダンテ 将之介 8000
宮本 将男 8000
江田 元 8000
鳩山 玲人 6000
吉川 英次 4000
ここで、ヒカキンは、「光」で、セイキンは、姓が同じで「聖也」なので、想像できますね。
ヒカキン 開發 光
セイキン 開發 聖也
この「發」って字は珍しいですね。マージャンの發と一緒でしょうか。 ネット上では、姓は「開発」といわれていたので、本当の漢字がわかりました。
また、はじめしゃちょーのはじめがあるのも以下のみですね。
はじめしゃちょー 江田 元
マスオTVのますおさんも以下だけですね。
マスオTV 宮本 将男
以下は実名そのものです。
瀬戸 弘司
佐々木あさひ
ペインダンテ 将之助
それでは、以下の不明な人たちはどうでしょうか?
想定しました。
坂上 恵 実名
萩野 龍登 この人はYoutuberではなく、技術系の人の模様
愛場 大介 実名
勝村 和央 Kazuさんでしょう!
鳩山 玲人 この人はYoutuberではなく外部の会社役員
吉川 英次 実名
あれ、木下 ゆうかさんがいない!
ゆうかさんは, Youtubeにかなり貢献していますね。
なんで株式をもってないんでしょうか?
UUUMに登録されているYoutuberが皆株式をもっているわけではないです。
木下さんは実収入があるので、たぶん株式とか興味がなかったのですかね。
あるいは、UUUMが今後、業績をどんどん伸ばして株を買えば儲かる、と思わなかったのかもしれません。
所有している株数の評価額
それでは、主なYoutuberの方が所有している株式の上場直後の評価額を試算してみます。
IPO(新規公開株式)専門用語も少し出てきます。
まず、想定価格というのが上場用の資料に記載されており、1株1880円となってます。
市場での取引は100株単位なので、この価格が決定されたら18万8000円になります。(実際は入札によってかわります)
そして、上場初日にいくらになるかですが、この値は初値と呼ばれています。
中学生でも知っているUUUMという会社、人気がどんどんと上がっているYoutubeという媒体、8月に他のIPOがほとんどないことを考えると、かなりの人気化をするはずです。
また、株主には、ロックアップというのがあって、90日間売れない、あるいは値段が1.5倍になるまで売れないという制約がありますが、1.5倍以上になったら、逆に売られて根があがらない可能性があります。
しかし、恐らく人気があり右肩上がりで売り上げが伸びている企業なので、1.5倍付近では売りはなかなかでないと想定します。
ずばり二倍程度の初値になると想定します。
すると、100株で37万6千円です。
もし、初日に売れば、
ヒカキン 60000x 3760 = 2億2560万円
セイキン 8000 x 3760 = 3008万
はじめしゃちょー 8000x 3760 = 3008万
の収入になります。
でもこの人たちは恐らく売らないです。
なぜなら、もし株価が10倍になれば、さらに莫大な額になるからです。
まとめ
UUUMの2017年8月に上場について、人気Youtuber本名との対応の推測、それから所有している株数の評価額について述べてました。
この情報だけでなく上場用の資料には、今後のyoutubeビジネスに冠してのリスクも記載されております。
UUUMの今の経営状態の分析含めて別記事を作成していきます。
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