あなたは仕事に行きたくないことが続いてませんか?
会社が戦場のようで、毎日、戦場に出かけている気持ちがありませんか?
私にも若い20代前半の頃、ありました。
毎日、毎日が戦場に出かける気持ちで職場に出かけていました。
その時、私を救ってくれた特別な本を本日はご紹介します。
2冊の本が私を救ってくれました。また、1冊の本は、自分をさらに見つめ直し元気づけてくれました。
ビジネス書をかなりいろいろと呼んで30年以上になりますが、自分の人生を変えた、あるいはとても元気づけてくれた本を30年以上読んだ本の中からベスト3としてご紹介します。
数百冊の中からの厳選した3冊ですので、お楽しみにしてくださいね。
自分の状況: 会社が戦場の毎日
まず、その時の自分の状況を説明します。
この同じ条件にあなたがあてはまるか否かはわかりませんが、ひとつのきっかけとしてご理解ください。
大学を卒業して、自分の専門分野にも近いアルバイト等の経験もあり、自分にとても自信がありました。
企業に就職しますが、自分の望む部門に配属されるだろうと、楽観的な自信がありました。
ところが配属された部門は、自分が一番行きたくない部門。
しかも自分に自信があり、いろいろな意見を言いましたが、私よりも頭脳明晰で頭が切れる上司がおり、毎日コテンパンにやられてました。
とってもしたくもない仕事だけど、内容はとても難しく、また自分の意見をいっても毎日、理路整然と反論され、自信をどんどん失っていきました。
徹夜や休日勤務も続きました。
当時の上司は「俺は若いころ、残業毎月200時間以上していた。」という上司もおり、残業100H位ではなんの同情もありません。
今とは随分違う光景です。
毎朝、毎朝、職場に向かう時、「戦場に向かっている」との認識でした。
当時は「うつ病」という言葉も聞いたこともなく、会社はいかなければいけないところ、との義務感で、なんの目標ももつことができなく、職場に行く毎日でした。
ネットもない時代なので、自分が好きな本屋には出かけていき、そこで運命の本に出会ったのです。
それから自分の目標を持つことができ、自分自信を取り戻して対応していくことがなんとかできるようになりました。
まだまだ成果を出すまでにはいかなく、大きな失敗もしましたが、この本にあったことにより、私の人生は大きく変わりました。
そのあとで、その職場に5年いたあとに転職を決意したのでした。
同じような境遇ではないかもしれませんが、これからご紹介する本があなたを元気づけ、方法と指針を示し、お役に立てれば幸いです。
なお、これらの図書は新刊で売ってないものもあり、中古で手に入れる必要もあります。
それではひとつずつ紹介し、どこが特に自分に良かったのか、概要をご紹介します。
ベストの3冊のご紹介
ベスト1
タイトル: 積極的な考え方で成功する
著者: ロバート・シュラー
この本から受けたインパクト:
山をも動かす信念を持つための8つのステップ
「山をも動かす信念」.....なんて心強い響きでしょうか。人間がそういう信念を持てるのでしょうか?
この言葉を本の立ち読みで見たとき、私は衝撃を受けました。
この本を買いたい、すぐに思いました。
自分には、信念どころか、自信もまったくなかったのです。
この強烈なインパクトのある言葉を含んだこの本が、私の中でベスト1であり、私をもっとも助けてくれた一冊です。
概要紹介と私の感想
できないと考える人とできると考える人
当時、私はできないと考えることが多くなっていました。
今では能力以上にできると考えることがいつの間にか多くなり、精神的には非常に楽になりましたが、当時は違いました。
どちらの考え方が良くて楽かといえば、「できると考える人」です。
この本では、「できない」というコンプレックスをなくす八つのステップの説明と、自分の閉じ込められた可能性を解放する方法が説明されています。
どうような問題にも解決はある
本当かよと思いますが、勇気を与えてくれました。
その解決のための方法論が詳しく説明されてます。
また、忍耐や「もう最後だと思えるときはどうするか」ということも解説されています。
そして、山をも動かす信念を持つための8つのステップが説明され、「さあ、できると考える人になりなさい」の節で、具体的な方法が説明されてます。
その中で、私が当時の仕事と照らし合わせて感銘を受けたのが、「チャンスの中に存在する可能性を見つけ、とらえなさい」という言葉です。
希望してなかった仕事でしたが、その中から「今後自分が仕事に就くときに必要なスキルを学ぶ」と捉えることにより、仕事を学びの場と捉え、スキルを磨き、転職後は、そのことがとても役に立ちました。
同じいやな仕事をしていても、こういう方向転換ができたので、その中でもモチベーションを持つことができました。
また、「はじめることは半分終えたことである」という言葉もとても良い言葉です。
読んだり感動するだけでなかなか始められない人の背中を押してくれます。
ロバートシュラーの本は、他の本も読みまくりましたが、この本がやはり一番です。「山をも動かす信念」で決まりです。
なお、このロバートシュラーは牧師で、テレビでも番組をもっており、たまたま米国に出張した時に生放送を見て感激しました。
このロバートシュラーの本ですが、新刊はなく、中古のものは高値で取引されてます。
それだけ注目度の高い本だと思います。
この本、私は引っ越しの時に処分していたので、改めてアマゾンから買いました。
2500円位しました。中古でなんと3万を超えるものもありましたが、そちらでは購入しませんでした。
また、楽天では6000円以上します。
(昔10冊位かっておけばもうけたな----。今後もまちがいなく値段はあがるな....)
レビューコメントもご参考にしてくださいね。
ベスト2
タイトル: 積極的考え方の力
著者: ノーマン・ビンセント・ピール
この本から受けたインパクト:
自分自身を信じる 10の方法
さきほどの本と似たような本ですね。でも、さきほどのロバート・シュラーの本に、「まえがき」を寄せていて、本の中にも登場する人です。
よって興味を持ち、本屋にまた行ったら、この本を見つけたのです。
この本を改めて購入しようとしてわかったのですが、
エジソン、アイゼンハワー、レーガン……各界著名人に多大な影響を与えた全世界2000万部のベストセラー
ノーマン・V・ピールは、デール・カーネギー、ナポレオン・ヒルと並ぶ自己啓発の御三家と言われており、「ポジティブ・シンキング」という言葉を初めて使った人
という実はすごい人だったのです。読んだ時は知りませんでした。
この本で受けたインパクトは、まず第一章の「自分自身を信じる」という箇所で具体的な方法が記されています。
これは、ロバートシュラーとは違う繰り口です。この時、私は自分を信じてない状態でしたので、この冒頭の説明がとても新鮮でした。
その中でも、「誰もが素晴らしい資質をもっている」や「自分の資産を見直す」など、具体例をもとに記述がされております。
第一章から本に吸い込まれるように読んでいきました。
「言葉の力を活用する」「劣等感の原因をさがす」とか、他のビジネス書からはなかなか得られない言葉の連続です。
デール・カーネギーやナポレオン・ヒルも読みましたが、こちらの本の方が断然いいです。
なぜ、本屋に売られてないかが不思議です。たぶん牧師の本だからでしょうか。
ロバートシュラーも牧師です。
それでは特に私が気に入った部分の概要紹介です。
概要紹介と私の感想
心を安らぎで満たす
この時、私の心は全然安らいでいませんでした....戦闘状態です。
その時に安らぎで満たす方法が書いているので、これは私には新鮮で、ストレスをため込まずリラックスができました。
常にエネルギーを保つ
え、そんなことできるのと思いましたが、そのための方法が記載されています。
頑張ってエネルギーを保つのではありません。
その中でエジソンの話があり、「眠くなるまで働き、ぐっすり眠って目が覚めたら仕事に戻った」という自然な調和の話が出ていました。
体に無理をかけないで調和させることを例とともに説明しています。
また、やる気が起きない時の対処法も解説されています。
こういう方法論もあまり効いたことがなく、とても役に立ちました。
どうしたら幸福になれるか
これも結構サプライズですが、最初に「幸福になろうと決める」ことなんです。
不幸な人な数は結構多く、そういう人は、「不幸を製造する人」だそうです。
この話も結構目からうろこでした。
不安に打ち勝つ
当時の私は不安が多かったですが、不安に打ち勝つための方法論が記載されています。
不安を克服する10の方法もで記載されています。
このあたりは今読んでもなるほどと思える内容です。
自分を変える考え方
これも結構インパクトのある内容です。そうそう自分は変えられないからです。
この説明の中で、「積極的に考える7の方法」も記載されております。
この他にも見どころのある章が沢山あります。
この本は、新刊でありました。
レビューコメントも5つ星の高評価でいろいろとありますので、ぜひご覧ください。
ベスト3
タイトル: 「一日10分」で脳が生まれ変わる「なりたい自分」になるいちばん簡単な方法
著者: 苫米地英人
この本から受けたインパクト:
ゴールを設定するための成功体験を思い出す手法
苫米地さんの本は好きで、出版されているものはほとんど読んでます。
でも一番のお気に入りが、初期の頃に書かれたこの本です。
最近の私の中ではお気に入りの本で、この本のコーチングの方法を職場でも取り入れ、部下の指導に使ったこともあります。
ひとことでいえば、「かなり元気が出る本」なのです。
そして、この本のユニークなところ、機能脳科学の筆者にしてできるところ、逆に、もロバートシュラーや、ノーマンVピエールが説明できないところが、「ゴールを設定するための成功体験を思い出す手法」なのです。
その具体的な方法の一部は、
「うれしい」と感じた体験
「楽しい」と感じた体験
「気持ちいい」と感じた体験
等々自分の過去の体験をリスト化していき、自分が人生において何が良かったかを振り返るのです。
そうすると、自分が見えます。具体的にどういう状態になった時の自分が幸福なのかと....
こういう手法も聞いたことがないので衝撃でした。
なお、この手法に基づいて、私は、転職などの判断を最終的に行っています。自分が何をしたいかが分かってきたからです。
自分が何をすると本当に幸福なのか....それを振り返るのはとっても楽しい経験です。振り返る年齢は、0才から今までです。
そういうことをされた人はいるでしょうか? 恐らくいないと思います。
それではその他の主な概要を紹介します。
概要紹介と私の感想
なりたい自分が見つかるゴール設定
本当のゴール設定をすると生まれ変われると説明されてます。
一番重要なのは、「ゴール設定」と繰り返し説明されてます。
過去ではなく、とにかくゴールから自分を縛れと....
会社で、目標管理をするため、年度毎の目標を設定することはあると思いますが、ここでは、自分にとっての本当のゴールを設定することが重要視されています。
その方法がさきほど説明した成功体験のリストアップに結びついているのです。
そこで本当のゴールの条件は、
- かないそうにない夢であること
- 「want to」であること
です。この二つの言葉もとても重いです。ロバートシュラーやNVビールもそんなことまではいってません。
かないそうもない夢とは..... でも私もかないそうにない夢を設定しています。
すると毎日がめりはりがあり、とても楽しくなります。
また、なぜ「want to」なのか、「have to」ではだめなのかも説明されています。
この本を読んでからは、私も、子供の教育もすべて「want to」です。(ただし、人としてのマナーはhave toですが.....)
そういう言い方をすると、子供もまず反対はしませんね....
具体的な理論は、ホメオスタシスとコンフォートゾーンという言葉で説明されています。
このあたりの説明も、目からうろこです。
自分を洗脳する脳のメカニズム
えっ、そんなことができるの、と思える章です。
脳の情報処理とゴールとの関係が説明され、脳は重要なことしか認識できないと説明されています。
ゴールを達成している自分の姿をリアルにイメージする訓練が説明されています。
仕事が36倍速くなるピジネス脳トレーニング
36倍なんて、無理じゃない?と思いますよね。確かに36倍はいいすぎかと....
この中の説明では、会社生活の中で、「have to」はひとつもあってはいけなくて、すべて「want to」でなければいけないとのことです。
そんなことって無理だと思いますようね? 会社には売上や競争に勝つなど「have to」だらけですよね。
でもここでは、あえて自分に向き合い、すべて「want to」にすることを重要視しています。
それでもできなければ転職が進められていします。
そこで、「want to」に関する仕事のみ対応して時間を有効活用するとの方法です。
実際の仕事ではそうもいかないかもしれませんが、仕事の優先度を考えるときに、この考え方を入れると、したくない仕事はしないか、最低限の時間で対応する、という習慣ができました。
苫米地さんの本が体系的に実践ノウハウが入っていると思い、ベスト3にしました。
レビューコメントもぜひご参照ください。
まとめ
仕事がきなり行き詰っている時に、紹介した、ロバートシュラーの本、ノーマンVピールの本と、機能脳科学に裏打ちされた、苫米地さんの本を読むと、「なんでも解決できる」「自分に自信ができる」「自分の本当にしたいことがわかる」という心境になると思います。
仕事に行きたくない時、職場が戦場の時、安易に逃げるのではなく、これらの図書で、エネルギーと知恵を充電して頂ければ、より良い将来が待っているはずです。
読んだあとに、実践してみて、よりよい将来を手にしてみてください。