藤井聡太四段が、遂に歴代最多新記録の29をかけて挑戦しました。
29連勝をかけた戦いは、竜王戦で、同じ10代の増田康宏 四段です。
竜王戦は、優勝賞金が何と4320万で、将棋の中では最高額です。
対局の結果、藤井四段が勝利し、ついに歴代最多の新記録29連勝となりました。
対戦相手の戦績と攻め方、対局中の小ネタ、インタビューについて初心者向けにまとめました。
対戦相手の増田康宏 四段について
対戦相手の増田康宏さんは、同じ四段で、5/6のAbemaTV炎の七番勝負の第一局で対戦し、藤井四段が勝利しています。
プロ入りが16歳で3年前の2014年10月で、今19歳です。
成績次第では中学生でプロ入りする可能性があった棋士だそうです。
戦積は2014-2017年で、勝率71%ととても高いです。
得意な攻め方、やり方は、
- 矢倉・・・王を左端によせ、まわりを金や銀で囲み守りを固める方法
- 居飛車・・・飛車をもともとの位置の右側において戦う方法
- 銀冠穴熊・・・王を四隅の端に寄せ、銀を少し離したところに置く方法
- 雁木(がんぎ)・・・ひさしを長く差し出したイメージで、金、銀、歩を王の前にまっくず横に配置する方法
とのことです。
前回の対決ですが、雁木(がんぎ)のような配置をとってます。
また、角交換から始まりました。最近、藤井くんは角交換で攻めてうまく対応しているので、それを認識している増田さんは、今回は、角交換に応じないのではないかと予想してました。
対戦中の小ネタ 勝負メシ
勝負メシの予想ははずれるのですが、対戦日は雨の予想してました。
- 先手は、藤井くんからになりました。
- AbemaTVでは平日なのに19万人も視聴者がいます。でも、19連勝の時、54万人もいましたので、夕方からはこれ以上になると思います。
- 角交換になりそうな始まりでしたが、増田さんはそうならない手を打ちました。予想通りですね。
- 10:40にもう昼ごはんの注文にきました。さて、何をたのんだんだろう? ニコ前では、昼食の予想のアンケートを取ってます。
- 増田さんは、雁木にいくような打ち方をして金を上げました。やはり自分の得意戦法をとろうとしてますね。
- 藤井くんは、歩で相手の角の前の歩に攻め込んでます。
- 藤井くんは、もうチョコを食べました。昼前なのに早い! 頭を使うと思ったために、早めに補給したようです。
- 増田さんは、もうあぐらをかいてます。
- お昼休みにはいりましたが、12:23分には両者とも戻ってきました。結構早食いですね。そしてお互い盤を見つめて考えています。
- 昼食は、藤井くんは「豚キムチうどん」、麺類だという予想が初めてあたりました! 増田さんは、ミニとんかつ定食です。
- 藤井くんは、前のめりで見ていて、昼休みのこの姿はなかなか見れないので、やはり増田さんが強いんでしょう。
- 午後開始
- 藤井くんが銀と飛車で攻め上がっていきます。
- 増田さん、角と飛車の使い方がうまいです。うまく攻め込んでます。
- この時点で消費時間は、藤井君1時間53分、増田さん2時間6分で、ほぼ同じ範囲です。
- 増田さん、角を使って、うまく攻め込んでます。藤井くんが受動的になってますが、こういうのもあまり見受けられませんでした。
- おおっ、増田さん、角で思い切って金を取りましたが、飛車によって角が簡単にとられてしまいました。これは、ちょっと、まずいのでは....まだ詰められる手駒はないです。
- 16:45 もう夕ご飯の注文です。(私も買い物に行かなければ....)
- 夕ご飯ですが、藤井くんが、五目チャーハン、増田さんが、ヒレカツ定食とまたカツものです。
- なんと、五目チャーハンが売りきりだそうで、わんたんめんに変わったとのこと...チャーハンが売り切れってないと思いますが....
- 何と、AbemaTV視聴者が2.5m! これって250万? 信じられない値! さすが大注目の一戦! これって最高記録では? 亀田企画は、1420万だったそうです。
- 増田さんが金をうまく使い、飛車を取りに行きます。最初からこれがねらいだったんだ....わからなかったです。
- 形勢ボードを見ると、ここまで互角です。
- 今度は藤井くんが攻め込んでいきます。
- うーん、増田さんの守りはやはり堅いですね。素人目にも強いと思います。雁木?ライクなのが良さそうです。
- 藤井くんもどんどん攻め入ってますが、積むのは難しそう...増田さんの守りが堅く、金と飛車も持っているため。
- でも、藤井くんが相手の駒をとりながらどんどん攻めています。増田さんが防ぎきれるか?
- おっと、増田さんが歩で、いきなり王手! この局面でも攻めるようですね。
- 増田さん、次に飛車で攻め込みます。増田さんはなんとか逃げ切れそうです。
- お互い、王のまわりに攻めていきます。結構見どころのある攻防です。
- 投了です。藤井くんが歴史的な29連勝となりました!
- インビューです。
- 「今日の気持ちは率直にどう臨んだか」-> 連勝記録を意識しないで臨んだ」
- 「印象に残る対戦は?」-> 「初戦の加藤先生。迫力がある」
- 「初タイトルは、今の記録は18歳だがこの記録は意識するか?」-> まだまだ実力をつけていくことが重要。タイトルを狙える位置まで実力をつけたい。
- 「今誰にうれしい気持ちを伝えたいか」-> 家族
- 「28連勝と29連勝の違いの感想は?」-> 単独一位は特別な感慨。
- 時部としてどういうプレッシャがかかっているか、連勝に対する意識は?」 -> いつかは途切れる。連勝は意識しないで一局一局打っていく。プレッシャはあるけど市全体で指すようにしている。
- このあとの記念撮影は、報道陣から多数のポーズ、場所変えのリクエストがありました。
ミニネタ
優勝賞金が何と4320万なので、もし得られたら、このお金は中学生としてどういう処置するのか調べてみました。
まず、藤井四段は、個人事業主との扱いになっているので、労働者ではなく、深夜勤務などの制限はつかないとのことです。(将棋連盟より)
個人事業主に何歳からなれるかですが、年齢制限がないので0歳から可能とのことです。テレビに出る子役とかは個人事業主でお金を処理しているとのことです。
よって、個人事業主として、確認申告をしていくことになります。
ただ、本人がそれを管理するのは難しいので、親が代行しながら進めていくことになると思います。
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なお、藤井聡太四段が連勝中の時のみ、記事をメールで通知いたします。対局をライブで観戦し、終了後にすぐ配信します。そのあとに記者会見があったらその部分更新しますが、その時は通知されません。
期間限定ですので、今後邪魔なメールにもならないと思います。よろしければ以下からどうぞ。