海外の株式や投資信託に投資をしてはや17年。
今回は、海外の投資先はどの国が良いのか再考しました。
日本株に投資しない理由は、以下の記事にまとめました。
今日は塾形式でいきます.....
背景
海外の株式を購入するきっかけの最初は、日経新聞で、中国のB株を売るようになったとのニュースを朝電車で見て、そのまま証券会社に行き、買い付けをして、数百万の利益をあげました。
これがきっかけです。
日本株から撤退してからはや6年。日本株は大きく儲けたり、大きく損したりしてましたが、海外の株式・投資信託の方が調子が良いで、2011年の東日本大震災の時に撤退しました。
それから、中国株、米国株、タイ株、ベトナム株と投資をしてきましたが、長期放置のベトナム株以外は取引を辞めてました。
ほっておいたベトナム株を見ると、とても良い成績でした。ある銘柄は7年で6倍になってます。
よって、また新たな再出発として、海外の市場を、人口動態から調査することにしました。
この記事であなたができるようになること
あなたは、この記事を読むことによって以下のことができるようになります。
有望な国でピラミッド型の国を語ることができるようになる。
人口が長期に増える国を述べられるようになる。
投資の際に、人口構成以外に気をつけることを説明できる。
有望国TOP4を述べられるようになる。
この達成目標に向かって記事を読みましょう!
有望な国毎の人口構成等
この国は投資をする上で有望と考える国を選択し、人口構成、必要によって人口の伸びを記載しております。アジアを中心に米国も入れてます。
また、テロはその国を不安定にするので、外務省の情報を記してます。
ほとんどの国は旅行で訪れています。
ここでの着目点は、年齢構成がピラミッド型か、です。
ピラミッド型だと、子供・幼児が一番多く、その年齢層がそのまま消費層に長期に上がっていくため、経済成長しやすいです。
それから人口が伸びていくかどうか。ピラミッド型だと結婚する人が増えるので、人口は増えますが、そうでなくても増える国は、経済のパィが大きくなりますので、経済成長しやすいです。
その観点でグラフをご覧ください。
出典:http://www.populationpyramid.net
また、今後気になるテロの脅威について外務省の情報をもとに追記ました。
まずは比較のため、日本から
日本
日本は、先進国の中でも高齢化が進んでますが、その実態がこのグラフです。65才代が多く、子供は小さくなるほどどんどん少なくなっています。
人口も減っていくはずです。
思い切った政策を数十年先を見て打つ必要がありますね。
テロの脅威は低いです。
中国
中国も高齢化が進んでいるといいますがどうでしょうか。
日本と少し似てますが、ピークは45-49ですね。また子供の数は、小さくなると増えてます。
一人っ子政策を変更したのが良かったのですね。
さぁ、人口はどうなるでしょうか。
うーん、ビークアウトしていくようですね。GDPはどんどん上がっていきますが、その先を考えると安泰でもないですね。
テロの脅威は高いです。
米国
有望な投資先なのでどうでしょうか。人口は増えていくという情報をそもそも持ってました。
面白い構成ですね。ほとんど0才から59才まで同じ人口です。このままずっといけば、人口は安定的に増えていくはずですね。
それでは人口は、
おー、一直線に伸びてますね。2100年まで米国市場も成長しますし、米国は輸出に競争力のある企業が多いので、やはり投資先としては魅力多いですね。
企業: アップル、グーグル、アマゾン、コーラ他
テロの脅威は高いです。
インド
人口が爆発的に増えるといわれているインドはどうでしょうか?
割ときれいなピラミッド状ですね。0-4才の幼児が減ってきているのが今後のトレンドとしては少し気になります。
人口はどうでしょうか。
増えてはいますが、2065年位にピークアウトしてますね。これは今、幼児が少なくなったためかと思います。
国も発展するので、未婚率や子供の数も減ってきてるのでしょうか。
テロの脅威はかなり高いです。
インドネシア
この国もアジアでは有望な国です。
うーん、きれいなピラミッドではないですが、近いですね。0-4才の子供の数は少し急に増えてます。人口は順調に伸びそうですが、どうでしょうか。
増えていますが、2060年位にゆっくりピークアウトしてますね。
これは新興国が経済成長とともに、少子化するというモデルでも入っているのでしょうか。
テロの脅威はかなり高いです。
シンガポール
つぎは、アジアで期待の星No1のシンガポールです、一人当たりのGDPは日本を抜いてます。
これは結構きびしい構成ですね。小さい子供の数がどんどん減っています。
でもシンガポールは観光や、輸出で産業政策が成功してますので、企業は発展し続けるのではないかと思います。
テロの脅威は低いです。
国内一般消費は下がりますね。
マレーシア
シンガポールのとなりの国です。
うーん、シンガポールほどではないですね。0-4才の人口は増えてますね。
人口は2060年位で少しピークアウトしてますね。
テロの脅威はかなり高いです。
フィリピン
この国も注目が高いです。たまたま飲み屋でビジネスマンに会いましたが、大統領が変わってから経済はとても良いようです。
おおっ、これはかなりきれいなピラミッドですね。人口も増え続けるでしょう。
かなりきれいに上昇していますね。でも2080年位でサチッてきてますね。(サチる...飽和する)
テロの脅威はかなり高いです。
ベトナム
中国に次ぐ人気だったベトナムはどうでしょうか?
以前はきれいなピラミッド型でしたが、変わりました。でも0-4才の人口は増えてます。
人口は、2050年位でピークアウトしています。
ベトナムに旅行してわかったのですが、ベトナム戦争で米国に勝っているので、ベトナムはそれを大変誇りにしています。
どうやってやっつけたか、観光地で詳細に説明しています。
近年、輸出で稼ぐようになっており、国際競争力を増しています。
テロの脅威は低いです。
タイ
この国もかつては有望でした。政治が不安定ですが、人口はどうでしょう。
年齢の少ない人の割合が、どんどん小さくなってますね。これはまずそうですね。
テロの脅威はかなり高いです。
アフリカ
ここで、なぜアフリカかということでずか、ベトナムの会社の銘柄分析をしていると、「アフリカに輸出」という企業が時々あります。なので気になって調べました。
おおっ、なんともきれいなピラミッドですね。一番美しい姿です。
人口も右肩あがりですね。
テロの脅威は国にもよりますが、かなり高いです。
大体頭にはいりましたでしょうか?
人口構成以外に国単位で気をつけること
人口構成だけ見てその国への投資を決めてはいけません。
例えば、10年前のベトナムはきれいなピラミッドでした。内需は発展しますが、日本と違い貿易が赤字であり、ベトナムドンは安くなっていくので、投資は赤になりました。
今は輸出に力を入れたため、ドン高になりました。
よって経常収支の長期的見込みがどうかということも気をつける必要があります。
日本のように、経常黒字で、円(為替)が強いというのは、ユニークなことですので、他国もそうだと思ってはいけません。
また、政治の安定もあります。日本はほぼ安定しており、国民もおとなしいですが、他国はそうではありませんので錯覚しない方が良いです。
政治が混乱すると、その国の政策も進まないので、企業も低迷するようになるかもしれません、この点も要注意です。
また行政が腐敗していると、正常な競争もできなくなるので投資しづらいです。汚職や賄賂はアジア諸国は日常茶飯事です。
つぎに気になるのはテロや戦争です、ISメンバがフィリピンで、戦闘状態になっているとのことです。マレーシァやインドネシアから流入してきたようです。
まとめてひとことで言えばカントリーリスク
- 経常収支と為替
- 政治・行政の安定
- テロや戦争
と覚えましょう。以下に少し古く2014年版ですが、ジェトロの国毎の詳細な説明があります。もし投資する場合は、念のためその国について調べておいた方が良いです。
有望国TOP4
さて、これまでの情報をもとにした有望国TOP4の発表です。
TOP1 米国
先進国なのに安定的に人口が増え続けていくことがホイントです。また米国にはしょつちゅう出張でいきましたが、アメリカ人は、借金をしてでも本当によく消費・買い物をします。
これは住んでいるアメリカ人も認めていることで本当に不思議です。
食料品が安いので、生活上のリスクが少ないので、どんどん欲しいものを買い物する文化の国です。
米国企業は世界の中でも強いものばっかりです。(アップル、グーグル、アマゾン等)
また新しい企業もどんどん生まれる文化があります。
人口も増え、消費も旺盛で、世界で活躍できる企業も多いとのことでTOP1決定です。
TOP2 ベトナム
人口構成からするとピラミッドではなくなりましたが、0-4才の人口は増えてます。
テロのリスクが低く、近年輸出に力を入れて経常収支が黒字に転換しました。
中国より人件費が半分位が魅力なことと、国内以外、国外の輸出にも力を入れており、順調な発展が期待できます。
低価格で高品質な製品の輸出で、期待ができます。
TOP3 フィリピン
人口構成がきれいなピラミッドで期待が持てます。また大統領が変わり経済も活性化しています。
今後の国内の順調な経済発展が期待できます。
リスクとしては、国内のテロや戦闘状態です。これが国内経済の足をひっぱる可能性があるのがリスクです。
TOP4 インド
人口構成がピラミッド型に近く、今後人口は爆発的に大きくなっていき巨大な市場となります。
テロの脅威は高いですが、インドは米国に多数留学させ、知識レベルは非常に高く、米国のみならず日本やいろいろな国に人材を提供しています。
国際的に競争力のある人材や企業を持っていることが、他のアジア諸国にはない大きな魅力です。
なお、アフリカは証券市場がなく、投資対象にならないので除外しています。
確認の質問
- 人口がビラミッド型の国はどこですか?
- 人口が今後ずっと増えていく国はどこですか?
- 投資の際に、人口以外で気をつけることは何ですが。キーワードひとつと具体例3つを述べてください。
- 有望国TOP4を述べてください。
まとめ
めずらしく塾形式で海外の投資先候補を紹介、説明してきました。
日本の常識とは違うことがあるので、投資する際には、その固定観念をふりはらって、その国のことを調べる必要があります。
ここでの紹介以外、長年、その国のことを調べると、その国のことが良く分かってきます。
その上で、投資判断して頂ければと思います。
この記事がお役に立てれば幸いです。
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