藤井聡太四段が、遂に歴代最多のタイ記録の28をかけて挑戦します。
今週は目が離せません。
28連勝をかけた戦いは、また澤田真吾六段です。
澤田真吾六段とは、6/2に対戦して勝利しましたが、そのときは千日手でやり直しとなり、澤田さんの方が消費時間が多く1時間半も差があったことがありました。
新人の投手が絶好調でも対策を練られてその後勝てなくなるのと同様に、今回二回目の対戦で澤田さんも対策をかなり考えて対応するはずです。
また、今までの対局は、四段や五段の人が多かったですか、澤田さんは六段なので格上で強いです。
藤井四段とともに、今回は対戦相手である澤田六段にも注目が集まります。
藤井聡太四段及び対戦相手のの戦績とレーティング、事前に実施した結果予想についてまとめました。今回は予選なので3時間程度の対局で持ち時間が少ないです。
28連勝まで行くと予想してましたが、28連勝をしたら、このあとは39連勝という前人未到で破られない記録まで行くと予想します。
6/21は将棋プレミアムで生放送があります。歴史的勝負の解説はなんと、おちゃめな加藤一二三九段です。またいつもの通り日本将棋連盟ライブ中継を見ます。
なお、解説についていくため、将棋初心者の私も定石等を解説しているアプリを購入して勉強していきます。国民的にも将棋熱が高まっていくのではないでしょうか。 対局中の小ネタの解説は初心者向けにしていきます。
藤井聡太四段の戦績とレーティング
棋士の強さをイローレーティグという方法で示すことができます。
その定義は、
イロレーティング (Elo rating) とは、チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法である。「イロ」とはこの算出法を考案した、ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(英語版)に由来する。
出典:「イロレーティング」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2017年1月20日 (金) 16:21 UTC
このイロレーティングを用いて棋士を評価した便利な以下のサイトがあります。
ただ、ある程度蓄積しないと、本当の値を表していないことになります。
日々値は更新されています。
藤井四段は、1682点です。 毎回対戦毎に勝利するので点数が上がってます。
定義によると平均的な対局者の点数は1500点です。
対戦相手の澤田真吾六段について
対戦相手の澤田真吾さんは、6/2に対戦して勝利してます。二段上の六段です。
注目の対決なので少し詳しく見ていきます。
小学生で将棋名人戦に出場していきます。年齢は25歳で、17歳(高校生)でプロ入りしてるので、プロ8年目にあたります。
どんどんと強くなっているようです。二期連続で昇給し、2014年に六段になりました。
2013年には通産100勝をあげています。 得意戦法は特にないです。逆にいえばいろいろな手で対応ができるということでしょう。ただし、序盤が弱点だそうです。
でも今年は調子がいいです。
朝日杯では、なんと森内九段や渡辺竜王を連破してます。
前回の藤井四段との対決では序盤にかなり考え込むことが多かったのは、自分の弱点を考慮してのことかもしれませんね。
戦積とレーティングはいくつでしょうか。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2009年 | 33 | 20 | 13 |
2010年 | 38 | 26 | 12 |
2011年 | 41 | 24 | 17 |
2012年 | 48 | 37 | 11 |
2013年 | 38 | 26 | 12 |
2014年 | 44 | 29 | 15 |
2015年 | 36 | 18 | 18 |
2016年 | 38 | 27 | 11 |
2017年 | 10 | 8 | 2 |
合計 | 326 | 215 | 111 |
2017年は8勝2敗と価値が多く調子は良いです。
勝率は、66.15%です。
レーティング
澤田真吾六段のレーティングは、1762点です。
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1682点
澤田六段 1762点
で、澤田真吾六段の方が有利ですので、澤田六段が有利と予想できます。
澤田真吾六段の攻め方
澤田真吾六段は、特に得意な戦法はないとのことです。棋風を調べましたが、情報はあまりありません。
ということは、相手である藤井四段も対策は立てにくいはずです。
また、澤田さんは今年はとても調子が良いです。
前回の対戦では、序盤に時間を使いすぎて、時間切れになったあとに、考える時間が少なかったせいか負けてしまいました。
対局時間は昼を含んで9時間程度ありました。 今回は、昼を含んで5時間位と想定します。よって持ち時間が少ないです。
打つ手が早い、藤井くんに有利となります。
それを考慮して澤田さんは、都成さんの時と同様、時間の使い方を考えて序盤は時間消化を控え目にして打ってくるはずです。
そのため、勝つ可能性が高い、前回と同様の打ち方をしてくる可能性が大だと思います。 よって相飛車になりそうです。そして早めにまた角交換になるのではと思います。
本人はここで藤井四段の連勝記録を止めれば一躍注目を浴びるので、かなり考えて対策を準備してくるはずです。
対戦中の小ネタ 勝負メシ
澤田さんは前回メシ抜きで負けたので、今回は昼飯を食べると思いましたが、やはり食べると消化の方にエネルギーが取られるので、朝ごはんをしっかりたべて昼は食べないと想定します。
また、藤井くんの方は、いっつも食べるのですが、また定食かと思います。
対局、本当に楽しみにしましょう!
当日の模様は、将棋初心者の私が、自分なりに小ネタで解説してみます。