藤井聡太四段の公式戦連勝記録が更新されております。
中学生でこの強さ、羽生でも6連勝どまりでしたので、どこまで続くんでしょうか? 個人的には28連勝まで行くと想定してました。また、勝ってもとても謙虚ですね...
もし26,27連勝したら、28連勝をかけた戦いは、また澤田真吾六段となります。
そして本日、26連勝いたしました!!!
これでますます28連勝に向けて目が離せなくなります。
- 6/15 第76期順位戦 瀬川晶司五段 26連勝
- 6/17 第11回朝日杯 一次予選 1回戦 藤岡隼太アマ
- 6/21 第67期王将戦 澤田真吾六段
藤井聡太四段及び対戦相手のの戦績とレーティング、事前に実施した結果予想と対局中の小ネタについてまとめました。
6/15のみニコ生、AbemaTVの放送があります。6/21は将棋プレミアムで生放送があります。またいつもの通り日本将棋連盟ライブ中継を見ます。
藤井聡太四段の戦績とレーティング
藤井四段は、公式戦25連勝でした。
負けた記録は、非公式戦の2です。
勝った数が25+6=31で、負けた数が2(非公式) です。
公式戦は連勝しているので、本番に強いタイプでしょうか。
次に、棋士の強さをイローレーティグという方法で示せます。
公式戦は連勝しているので、本番に強いタイプでしょうか。
次に、棋士の強さをイローレーティグという方法で示せます。
このイローレーティングの定義は、
イロレーティング (Elo rating) とは、チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法である。「イロ」とはこの算出法を考案した、ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(英語版)に由来する。
出典:「イロレーティング」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2017年1月20日 (金) 16:21 UTC
このイロレーティングで棋士を評価したサイトが以下です。
藤井四段は、1673点です。
定義によると平均的な対局者の点数は1500点です。
対戦相手の瀬川晶司五段について
対戦相手の瀬川晶司五段は一段上ですね。
年齢は47歳です。羽生善治と同じ年です。
サラリーマンから初めてプロ編入試験でプロになったとのことです。
小学生5年から将棋を始めて奨励会にも入りましたが、年齢制限26際で一度退会。
そこからなんとすごいことに、弁護士を目指し大学に入り、でも営業としてサラリーマンになったとのことです。その後アマチュア王将となり、プロ編入試験でプロになったとのことです。
なんとも異例の経歴ですね。
「泣き虫しょったんの奇跡」という本も出していますね。
戦積とレーティングはいくつでしょうか。2007年以降で見てみます。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2007年度 | 23 | 14 | 9 |
2008年度 | 23 | 12 | 11 |
2009年度 | 26 | 17 | 9 |
2010年度 | 34 | 17 | 17 |
2011年度 | 31 | 16 | 15 |
2012年度 | 41 | 24 | 17 |
2013年度 | 39 | 22 | 17 |
2014年度 | 37 | 20 | 17 |
2015年度 | 36 | 19 | 17 |
2016年度 | 36 | 17 | 19 |
2017年度 | 5 | 3 | 2 |
合計 | 331 | 181 | 150 |
2017年最近二回は連続して勝ってます。
勝率は、55%です。
レーティング
瀬川晶司五段のレーティングは、1571点です。
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1673点
瀬川五段 1571点
で、藤井四段の方が有利なので藤井四段が勝つことが予想できます。でも、苦労人で経験の長い瀬川さんにも頑張って欲しいです。
瀬川晶司五段の戦い方
瀬川さんは、個人ブログを持ってますね。結構面白い。
6/5には藤井四段を応援しています。
戦い方は、あまり良くわかりませんが、特に固執する戦法はないのでしょうか。
ても、「横歩取りマップ」という本を出しています。横歩取りをしかけるのでしょうか。
横歩取りは、お互い角の前の歩を一歩前に出してその歩を飛車が横からとるためにつくられた名称です。
これは、24連勝の時の梶浦宏孝四段が得意そうな戦法でしたが、その時はそうなりませんでした。
また、中飛車戦法も取ることが多いようです。これは、飛車を王の目の前まで持ってくる戦法です。
どちらかの手でくるか、あるいは藤井がこの手を逆に使うと面白い戦いとなるでしょう。
なお当日は、10:00開始で、
昼食休憩 12:00-12:40
夕食休憩 18:00~18:40
の長帳場です。
食事をしっかりととって対応するでしょう。最近は梅雨で寒くなってきたので、たぶん麺系はないですかね....
対戦中の小ネタ 勝負メシ
- 今日も藤井聡太さんはスーツですね。しかし平日の対局が多く、学校もある中で、学校の勉強のフォローも大変でしょうね。
- 瀬川五段の先手でスタートしました。
- 早くにお互い角交換で、角を取り合います。
- 瀬川五段は、横歩取りや中飛車は使わないようですね....
- なかなかお互い堅く打ってます。
- 瀬川五段が、攻めに入ってきました。
- ここで、藤井四段が席を立ちました....ここで頭を冷静にするそうです。細かい対応やマインドコントロールができてますね。
- ここで瀬川さんの事前インタビューが。藤井さんへの感想は、「序盤・終盤にスキがない。詰将棋で鍛え上げられている。 作戦は、居飛車の将棋、角代わりかも、でも気が変わるかもとのことです。」角代わりはその通りになりましたね。
- 瀬川さんも話方も穏やかで印象の良い人ですね....
- ふたりとも熱くなってきたせいか、上着を脱いでいます。
- 消化時間は、ふたりとも37分位で、同じ位です。今までの藤井四段の相手と違い、時間を使いすぎないように管理していますね。
- 瀬川さんは昼の5分前、早めに休憩することを提案しました....瀬川さんの消費時間になるようですが、良く自分をコントロールしてますね。今までの藤井さんの対局では見れなかった成熟した大人らしさを感じます。うーん、強そう...
- 昼食ですが、瀬川さんが、トマトソースのパスタランチ、藤井君はぶっかけそばといなり寿司とのことでした。二人とも炭水化物系ですね。(焼き肉定食と勝手に想像していましたが)
- 対局が再開しましたが、藤井四段が熟考していてなかなか手を打ちません。
- 現在形勢は、瀬川さんの方がやや有利です。
- 下手な手を打つと瀬川さんに積まれるので、布陣四段もまだ熟考しています。
- お互いの攻防が続きますが瀬川さんも攻めるのをやめません。
- この時点で、藤井くんの方が37分程度消費時間が多いです。これも珍しいことですが、本日の対局でそれだけ瀬川さんの対応に苦慮しているとのことでしょう。
- なかなか先にすすみませんね。(ここで夕食の買い物にいってきます)
- (返ってきましたが、ほとんど手は進んでませんね)
- 夕方になりました。夕食のオーダをしています。藤井君は、サイフでお金をじゃらじゃらさせています。先払いでしょうか。
- 形勢判断ボードによると、形勢は互角になりました。
- ただ、藤井四段の方が消費時間が1時間長いです。それでも持ち時間はあと3時間ありますので、今晩はいつまで続くのでしょうか.....
- 藤井四段が攻めに回りました。飛車で奥深くから攻めていきます。
- 夕食のメニューですが、藤井くんが、他人丼とそば(冷)、瀬川さんが親子丼とそば(冷)です。
- 他人丼ってなんでしょう? 「鶏肉以外の肉をタマネギなどと一緒に割り下で煮て、鶏卵でとじて丼飯の上に乗せた、丼物の一種」とのことです。食べたことがないですね。 「福島やまがそば」というお店のものです。がっつり系ですね。
- 18:00ちょうどで休憩になりました。
- 後手、藤井四段が優勢になってきました。良く盛り返してきました....
- 今日はAbemaTV 65万人が視聴してます。すごく多いです。でも画面が更新されなくなりました...音もでない。サーバパンクかもしれません。
- ニコ生に切り替えです。こちらは入場制限があるので13万人です。こちらは大丈夫です。
- お互い守りながらも激しい攻防が続きます.....
- 両者ついに持ち時間がなくなりました。
- 最終的に藤井四段が攻め勝利しました。とてもいい試合でした。
- 時刻は23時を過ぎてます。見ている方もかなり眠くなったのに、最後まで凄い集中力で戦ってました。
- 今日だけは藤井四段は負けそうでしたが盛り返しと終盤の攻めは素晴らしいです。
スポンサーリンク
いつも読んでいただきありがとうございます。記事内容が役に立ったら、ボタンを押してシェアして頂ければ同様の記事にさらに熱が入り励みになります。