藤井聡太四段の公式戦連勝記録が更新されております。
中学生でこの強さ、羽生でも6連勝どまりでしたので、どこまで続くんでしょうか? 個人的には28連勝まで行くと想定してます。
6/7に21~23連勝を成し遂げて、今度は6/10(土)に、叡王戦の段位別予選で初戦に勝利したら2戦行います。
対戦相手は以下です。
一回目 梶浦宏孝四段
二回目 都成竜馬四段 か 井出隼平四段
都成さんとは対局したばかりですね。
藤井聡太四段及び対戦相手のの戦績とレーティング、勝負メシの予想、事前に実施した結果予想についてまとめました。
当日はまたAbemaTV等の生放送はなしですので、また日本将棋連盟ライブ中継を見てます。対局の様子も小ネタで述べていきます。
藤井聡太四段の戦績とレーティング
藤井四段は、公式戦23連勝でした。
負けた記録は、非公式戦の2です。
勝った数が23+6=29で、負けた数が2(非公式) です。
公式戦は連勝しているので、本番に強いタイプでしょうか。
次に、棋士の強さをイローレーティグという方法で示せます。
このイローレーティングの定義は、
イロレーティング (Elo rating) とは、チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法である。「イロ」とはこの算出法を考案した、ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(英語版)に由来する。
出典:「イロレーティング」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2017年1月20日 (金) 16:21 UTC
このイロレーティングで棋士を評価したサイトが以下です。
藤井四段は、1630->1660点になりました。ただ、サンプル数がまだ少ないので点数が低めだと思います。1885点の羽生に勝ってるのですからね。
定義によると平均的な対局者の点数は1500点です。
対戦相手~梶浦宏孝四段について
対戦相手の梶浦宏孝さんは同じ段の四段ですね。
年齢は21歳です。
2015年19歳で四段昇格プロ入りです。
5歳に父親から教えてもらって将棋を開始して、また囲碁もやっているとのことです。珍しいですね、囲碁をする棋士も。
戦積とレーティングはいくつでしょうか。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2015年度 | 36 | 24 | 12 |
2016年度 | 41 | 23 | 18 |
2017年度 | 3 | 1 | 2 |
合計 | 80 | 48 | 32 |
2017年度はまだ1勝です。
勝率は、60%です。
レーティング
梶浦宏孝のレーティングは、1585点です。ちょうど平均点付近です。
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1660点
梶浦四段 1585点
で、藤井四段の方が有利なので藤井四段が勝つことが予想できます。
梶浦宏孝の戦い方
横歩取りが得意なようです。この手では、かなり激しい展開になるようです。
これは、お互い角の前の歩を一歩前に出してその歩を飛車が横からとるためにつくられた名称です。
激しい展開で一気に終盤まで進むかもしれません。
対戦可能相手の都成竜馬(となり・りゅうま)四段について
次の対戦可能相手の都成竜馬(となり・りゅうま)さんは同じ四段ですね。
年齢は27歳です。
2015年後期に四段に昇格で少し遅めでした。
6/7に対戦しばかりです。
戦積とレーティングはいくつでしょうか。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2016年度 | 42 | 26 | 16 |
2017年度 | 2 | 1 | 1 |
合計 | 44 | 27 | 17 |
2017年はまだ一回の対戦です。
全体の勝率は、61%です。
レーティング
都成竜馬のレーティングは、1609->1602点です。(藤井四段に負けて下がりました)
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1660点
都成四段 1602点
で、藤井四段の方が有利なので藤井四段が勝つことが予想できます。
都成四段の戦い方
中飛車を得意とし、都成流という新戦法を編み出しているとのことです。
それは、居飛車に対して、飛車先の逆襲、飛車を取ることを目的とした指し方だそうです。
前回、藤井はその居飛車を行いました。今回も同じ攻め方をするのではないでしょうか。(その方が勝ちやすいため)
前回の勝負は接戦にはなってましたが、その反省をもとに、都成も打ち方に変化をかけてくると思います。
また、前回は都成が持ち時間を早く消化し、最後にあわてて打った手でまけました。今回は持ち時間を減らしすぎないように注意すると思います。
二戦目なので結構見ごたえがあるでしょう。
対戦可能相手~井出隼平四段について
次の対戦可能相手の井出隼平さんは同じ段の四段ですね。
年齢は26歳です。
2016年24歳で四段昇格です。昇段確率が相当低いなか、去年昇格したばかりですね。
都成竜馬さんと同時期に四段になったとのことです。
2016年の加古川青流戦では優勝しています。
戦積とレーティングはいくつでしょうか。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2016年度 | 34 | 17 | 17 |
2017年度 | 3 | 2 | 1 |
合計 | 37 | 19 | 18 |
2017年度は2勝しています。
勝率は、51%です。
レーティング
井出隼平のレーティングは、1503点です。ちょうど平均点付近です。
結果予想
レーティグだけで予想すると
藤井四段 1660点
井出四段 1503点
で、藤井四段の方が有利なので藤井四段が勝つことが予想できます。
井出隼平の戦い方
四間飛車を得意とし、居飛車や振り飛車も行うとのことです。
相手を穴熊(四隅の端っこに王を置き、まわりを金銀等で囲いつくす戦法)に組ませて勝つ将棋を目指しているとのことです。
飛車で攻め、相手を穴熊にさぜて、切り崩して勝負をかける戦いをするのではないかと思います。
藤井四段も真っ向勝負するのではないでしょうか。
対戦中の小ネタ
この日は、昼食をはさんで対局になると思います。
前回は昼食のメニューは出ませんでした。食べなかったのではないでしょうか。
今回も午後は一局のみなので、眠くならないために昼食ぬきかと思います。
「勝負メシ=昼食抜き」です。