オバマケア代替法案とは?揉めている原因は?

オバマケア代替法案で米国が揉めているらしいです。

せっかく医療改革でオバマケアという制度ができたはずなのに、それをまた撤回して代替法案を作る、何でそんなに揉めているんでしょう。

オバマケアとは何なのか、揉めている原因は何なのか、代替法案の内容を探ってみます。

 

スポンサーリンク
//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

オバマケアとは何なのか

米国の医療費はとても高いと聞きます。

盲腸の手術で数百万と聞きます。

また知り合いの米国人に聞いても日本のような国民皆保険の制度はないことと、また医者も選べず、指定した医者にかかるしかないといってました。

特に会社に入ったり転職する場合、医療費の保険の支援の制度が会社にあるか否かが大きな問題といってました。

国民皆保険の制度があることはとてもいいことなんだなと思ってました。

 

オバマケアの前には、メディケア、メディケイドという名前で医療の改革を進めようとしていて、かなり時間をかけて、オバマケアという制度もできたとの印象です。

そのオバマケアの要点は、

従来の個人が民間の健康保険を購入する枠組みの中で、保険会社に価格が安く購入しやすい保険の提供や既往症などによる保険摘要の差別などの禁止
アメリカの自己破産の6割は医療費が原因である。
高額な医療費と、質の悪い保険のため、身体的のみならず、経済的にも病気や怪我に苦しめられるアメリカ人は多い。

出典:「医療保険制度改革 (アメリカ)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2017年4月8日 (土) 07:15 UTC 

 

これだけ見ると、良い制度のように思えます。

特に既往症があるからという理由で差別を受けるというところも結構ネックだと思います。

日本の健康保険で既往症があるため、差別を受け、ますます医療を受けにくくなると想像すると、かなり受け入れがたいものですね。

ただし、気になるのは医療費がそもそも高すぎること。そこに切り込むことは出来なかったのでしょうか?

いくら自由の代わりに自己責任があるとしても生命に関わることは社会の安定のために安心できる最低限の制度があっても良い気がします。

 

スポンサーリンク
//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

揉めている原因は何なのか

良くなりそうな制度なのにこんなに揉めている原因は何でしょうか?

日本でも健康保険の窓口負担が、被用者本人では、1割->2割->3割と上がってきて病院で請求書を見ると高くなったなとは思います。

しかし3割という負担は、なんとか許せる割合で、しかも高額医療については、支払に制限もついているのが安心できることろで、最終的には国民に受け入れられている制度だと思います。

この制度を撤回して、費用負担を下げるという話しは出てきません。

 

良い制度を作った時には、そこに予算が絡んできます。

その予算のせいで割を食う人も出てきます。

このオバマケアで割を食った人は誰なのか、以下を引用します。

補助金給付は増税を招き、納税者は不満を募らせた。保険料も大幅に値上がり
オバマケア導入前から任意で医療保険に加入し税金を納めていた白人中間層が割を食った不満がオバマケアが支持されなかった理由。

出典:「医療保険制度改革 (アメリカ)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2017年4月8日 (土) 07:15 UTC

増税、保険料大幅Upで何にも得にならなかった人、恐らくそういう人がかなり多いのではないかと思いますが、そのために揉めていたのですね。

自己破産する人の原因の6割が医療費だとしても、恐らく自己破産する人の割合は小さいと想定できるので、その他の多くの人が得にもならず、反対しているのだと思います。

やはり高すぎる医療費がそもそもの問題で、適切な価格で受けられる医療や医療費を下げる方策がなさそうなことが問題だと思います。

その解がない限り永遠に揉め続ける気がします。

そんなに簡単にでるきとも思えませんが。

 

代替法案の内容は何なのか

オバマケアは全廃するとのトランプ大統領の政策でしたが、代替法案を出すとのことで軟化したようです。

それではその代替法案とは何なのか?

その案は、「 American Health Care Act.」と呼ばれています。

この内容はいろいろのものが入っており少し分かりにくいです。

要点は、オバマケアに比べて、

  1. 保険料をより高く設定できる。
  2. 低所得の人たちのために州が医療費支出を増大することを停止できる。
  3. 州にどう医療費を支出させるかより柔軟性を持たせる。
  4. 病気だった人により高い費用を出させる。
  5. 年配の人により高い費用を出させる。
  6. 病気や高額医療が必要な人のための資金を提供する。

医療を受ける立場からするとほとんど厳しい条件であり、6番だけが緩和策となってます。

逆にこの政策で、増税や保険料の上昇が防げれば、得をしなかった人たちの満足にはなります。

かなりの議論をしている割には、高額の医療費がそもそもかかることが問題であるという根本原因が解決されてない政策だと思います。

勝手に他国を批評することは簡単ですが、医療費を抑制するとしてもなかなか解決しにくい構造になっているんでしょうね。

 

まとめ

オバマケアとは何なのか、揉めている原因は何なのか、代替法案の内容を探ってみました。

医療費がそもそも高くなりすぎている、というのが根本の構造問題であることも改めて明確になりしまた。

日本でも高齢化社会とともに医療費は上がって行きますが、米国に比べて、制度としてはとても良い制度になっていると思います。

医療費が今後上がって行かない安心できる日本の社会を維持するためにも、ひとりひとりが健康に気を付け、病気の予防にも取り組んでいくことが重要だと思います。

 

スポンサーリンク
//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

  • B!