米国等へのドル送金を長年実施してきました。数十回はしているでしょうか。
主なものは、米国の証券会社や銀行への送金です。金融機関の海外分散を万一のためにすることと、日本ではなかなか手に入らないサービスを入手するためです。
また、商売上も売り上げは米国ドルとなるので、日本への送金もしております。
今回、米国の証券会社を新たに開くことにしましたので、金額別のコミコミで、どの方法を用いれば一番良いか検討しました。注目すべきポイント、銀行と送金サービス会社、送金する金額による比較についてご紹介いたします。
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注目すべきポイント
海外送金では、例えば都市銀行の窓口から依頼すると、過去には、4000-6000円かかってました。郵便局からは、格安の送金手段がありましたが、今はなくなったと聞いています。
海外送金の手数料〇〇円などと書いて、「安いな」とか思われるかもしれませんが、要注意です。これ以外の費用がこっそり入っているのです。
手数料以外に着目すべきものは、為替レートです。
例えば、2019/9/23時点のレートで見ると、あるものは、109.07,あるものは、107.50円です。
これは、1万ドル送るとしたら、約109万か、約107万の違いになり、1-2万違いますので、手数料の差よりも大きくなります。
為替レートというのも、これも手数料や金融機関の利益が含まれているようなので、特に50万円以上など高額を送金する場合には注意しましょう。
銀行と送金サービス会社
外国への送金といえば、以前は、銀行と郵便局のイメージしかありませんが、今は、以下のような送金サービス会社があります。
TransferWise
Payforex
などがあります。送金サービス会社がどんどん表れて競争により、コストが下がるのはユーザとしてはうれしい限りです。
筆者は、少額送金で、楽天銀行と、TransferWiseを比較して使用しましたが、楽天銀行からはどうしても相手のNew Zealandの銀行が指定できなかったので、TransferWiseを利用しましたが、すんなりできました。
きっかり、22 NZDを送金する必要がありましたが、簡単にでき、手数料がたったの130円だったので、びっくりしたものです。22NZDは、約1887円なので、4500円もする銀行の送金を使ったらもったいなさすぎますね。
送金する金額による比較
他のサイトを調べると、送金サービスでは、実際に送った額については、TransferWiseが一番安いという紹介がありました。私も実際使ってみて、良かったので、これを比較対象にします。
また、銀行についても過去にいろいろ調べた結果、新生銀行が一番安いので、比較してみます。なお、新生銀行からの海外送金は、手数料が4000円のものと、2000円のGoRemitというサービスのものがあります。
また、ソニー銀行も安く送金できるようなので、確認してみます。
一般的には、以下の性質があります。
・少額の送金には、為替レートよりも送金手数料が安いものが良い。
・高額の送金の場合は、送金手数料よりも為替レートの影響の方が大きくなるので、為替レートが有利な銀行が良い。
私は、証券口座に送金をするので、例として、25万/50万/100万送金する場合について、実際ドルとして届く額で比較しました。
新生銀行 手数料4000円 | 新生銀行GoRemit手数料2000円 | TransferWise | Sony銀行 | |
為替レート | 107.50 | 109.07 | 107.52 | 107.47 |
25万送金 | 2288$ | 2273$ | 2307$ | 2298$ |
50万送金 | 4613$ | 4539$ | 4617.5$ | 4624$ |
100万送金 | 9265$ | 9097.5$ | 9237$ | 9277$ |
手数料は3000円 |
*新生銀行、Sony銀行はゴールドクラス
これを見ると、25万程度以内の少額送金は、TransferWiseが一番受け取りのドルが大きくなります。そして、為替レートの差異がそのあと、効いてくるので、50万送金では、Sony銀行、新生銀行、TransferWiseがほぼ同じになってます。
なお、銀行サービスの場合は、米国の受け取る銀行によって、額の差があると思いますが、受け取りの手数料や、中継銀行の手数料がああることがあります。私の場合は、15$取られていました。このあたりは、実際に使用する中で、中継銀行の手数料を問い合わせをして確認するしかありません。
この点、TransferWiseはこの手数料は含まれておりませんので、やはり少額の送金には有利です。50万程度までなら、まだ、TransferWiseが有利です。
そして、100万になると、Sony銀行や新生銀行が有利になります。
50万程度以内なら、TansferWise
100万以上なら、新生銀行かSony銀行
です。
新生銀行かSony銀行かは、好みかと思いますし、現在どちらかを利用していれば、それで良いと思います。
TransferWise社のサービスは、突如アカウントが停止されてしまいました。海外から、私の口座に支払代金を数万程度ですが、送付したら両者のアカウントが停止になりました。
理由を聞いても「開示ではない」とのことです。日米の金融機関ではこのような経験がずっとなかったために、かなりびっくりしております。
私の場合は、新生銀行の電話のOperatorのすばらしさと、送金がその日に出ていくこと、を考えて、新生銀行を利用しています。
Sony銀行の場合は、送金が出ていくために、1~5営業日までかかる模様です。
そして、新生銀行の場合には、自分の資産の範囲で、事前に登録すれば、ほとんどいくらでも送金できます。(例:1億円) Sony銀行の場合は、1年間の送金限度額が1000万円となっており、500万以上だと制約があるようですが、実際のところは、調整をしてないので、どの程度大変なのかはわかりません。
新生銀行の場合は、資産を有する証拠書類を提出したら、結構スムースに登録できました。それさえすれば、あとは機械的にできる模様です。
新生銀行のページで、円->ドルに即交換でき、それをスマホアプリで、事前登録先に、送金とすると即座に送金できるのでとても便利です。
なお、他のネット銀行や、送金サービスは、レートだけ見ても、条件があまり良くないため、比較しておりません。
まとめ
海外送金で重要なのは、手数料だけでなく、為替レートだということ、また、送金額によってネット銀行か、送金サービス会社かを使い分ければ良いことをご紹介しました。
私は日本の銀行の窓口や、米国の銀行の窓口からも送金手続きをしたことがありますが、登録さえすれば、やはりネット銀行が簡単です。
お役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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