たかまつなな東大と社長兼務~お嬢様ネタから政治教育でギャラも公開

お嬢様芸人の「たかまつつなな」さんは、東大大学院に在籍しながら、自分で株式会社(笑下村塾)を作り社長になりました。

お嬢様ネタで一躍有名になりましたが、会社では、政治教育に熱を入れるとのことです。

そしてNHKになんとディレクタとして入局されるようで暴れるライブ?をその前にされるようです。

かなり珍しい取り組みですね。というか波乱万丈ですね。

また、ギャラは珍しく会社のHP上に公開してあり、そのため、申し込みが殺到しているようです。

 

学生と掛け持ちできたの?

お嬢様ネタってどんなものだったの?

会社の企業評価と政治教育って何するの?

ギャラってどれ位?

について説明していきます。

 

特にこのブログでは、いろいろな企業の分析もしてきたので、上場している企業ではないですが、評価もしてみます。

 

学生と掛け持ちできるの?

結論から言うと、できます。

たかまつななさんが通っているのは、東京大学大学院情報学環教育部ですが、これは、社会人にもOpenになっているものです。

二年間の期間ですが、これを卒業しても修士号がもらえるわけではなく、専門学校的な位置づけです。

 

ただ、入学は、2015年4月でしたので、HP情報が正しいとすると、2年を超えて勉強しているようですね。

 

単位をとるのが、忙しくてできなかったのかもしれません。

こういうところや、例えば、社会人向けの博士課程でも、社会人の事情を考慮して、何が何でも2年で卒業でなく、延長できる仕組みがあります。

なお、たかまつななさんは、会社のHPによると、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科にも通っているとのことです。

さすがに、これは授業の兼ね合いとかあり厳しい気がします。

でも本人が意志もって通っているので、両立できるはずです。

クラウドファンディングで学費を集めた記録によると、学費が年間140万かかるといってますので、こちらの方は、東大とは違い、フルの大学院教育となり、卒業できたら修士号をもらえるはずです。

 

これはきつそうですね。

 

ただし、大学院の教育は、学部と違って授業だらけではなく、自分の研究をやる時間も多いので、その研究が自分のビジネスそのものになれば、割と学位をとるのはしやすいと思います。

特にたかまつさんの場合はユニークな取り組みをしているので、そのネタ自身で、自分で考えたことが、修士号取得にも役に立つし、会社の経営にも役に立つはずです。

それでも、授業を消化するのは厳しい気がしますが、二年での卒業は考えてないかもしれないですね。

 

お嬢様ネタってどんなものだったの?

何となく昔見た記憶がありますが、たかまつななさんを有名にしたお嬢様ネタってどんなもんだったでしょうか?

たかまつさんは、フェリス女学院中・高を卒業してます。偏差値が高い学校で、横浜ではお嬢様系で有名できね。

一度構内に入ったこともあります....

本人は、自宅の部屋が10部屋もあるとのことで、本当のお嬢様ですね。

それで、

お嬢様ネタって、フリップをめくりながら「一般の言葉」->「お嬢様言葉」ってめくってどんどん出すのが代表例です。

でも、自宅で親にこの、フリップを見つかって破られたそうです。

親の監視、監督は相当のものだったようですが、でも最終的には、自分の強い意志で進んでいるので、親もしょうがないと思いながら、許しているようですね。

ネタの例は、以下からどうぞ。

 

会社の企業評価と政治教育って何するの?

夢はお笑い界の池上彰をめざしていたそうですが、会社を作ったとのこと。

そのHPを見てみました。

会社名は、「株式会社 笑下村塾」といいます。

HPのトップからYoutube動画を入れるとはなかなか奇抜です。

政治の教育を笑いをとりながら教える活動をしています。

HPを見たら、何と「ミッション」がまず最初に説明されています。

ここはなかなか目の付け所がいいですね。「池上彰になる」では、ミッションではないですかね。

なって、「何するの、どういう目的で」の方が重要です。

あっ、でもミッションと書きながら、「ご挨拶」、「なぜ今なのか」、「なぜ「たかたまつなな」なのか」との内容になっています。

ここは、まず「ミッション」を3つ位に定義し、その概念を補足すればなお、いいんですがね。

でも具体的にそのミッションは何か読み解いて見ます。

まとめると、

 

ミッション

  1. 私たち若者が、ワクワクしながら将来を考える。
  2. 政治に参加する若者が増え、楽しい社会を作る。
  3. 若者の政治参加により、民主主義の再生を図る。

ということです。

では、そのValue(価値観)は何かをまとめてみると、

 

価値観

  1. 政治を「難しい」と思わず、身近に感じてもらうこと。
  2. 学習の方法論のパラダイムシフト~理屈っぽい学習から、楽しく笑える学習へ。

 

手段

  1. お笑いとゲームを使い感覚的に伝える。
  2. ドキドキコンテンツを提供すること

こういうふうに、整理してみました。

この内容だけを見て、企業としての評価をさせていただくと、すばらしい!の一言です。

何がスゴイかの一つ目は、ミッションの3番目です!

これは、今まで実現するのが難しかった、難易度が相当高い目標になります。

 

自分が選挙の参加や政治の話について会合をもったのは、もう数十年前になりますが、議員の若手秘書との勉強会に参加して、政治家とお役所の関係など聞いた、一回だけでした。

もちろん、学校ではそういうこともあんまり教わったことも、聞いたこともありませんでした。

これからどんどんと高齢化社会になって、若い人や自分の子供の負担が増えると分かっていっても、選挙の時には自分に有利な政治家を選びがちです。

若い人が選挙に行かなければ、行かないほど、自分に不利な政治家を逆に選んでいることになります。

そのため、政治家も選挙に勝つために、あまり票の少ない、若者向けの政策は打たないと認識してます。

今まで、何度も新しい政党ができては消え、となっているし、せっかく政権をとった民主党も、残念な結果になったので、

「もう、選挙に行ってもしょうがない」

と思うのも当然だと思います。

でも、それにあえて挑戦するところは、すばらしいです。

若者を含めた、今後30年~50年を考えた政策を打っていけば多少苦しくてもまた、活力があり、成熟した日本になれると信じたいです。

なお、先進国はすべて低成長になっているので、「成長する日本」ではなく、「成熟した日本」になるべきと考えてます。

例えば、自分の子供はもう大きくなって、保育園の問題については、さほど興味を持たなくなりましたが、子供が小さく働きたい人から見たら、「病気でも預けれる保育園や制度」などがあれば、とても役に立つと思います。

それによって安心して働ける人、特に女性が増えます。我が家でも、一番ネックだったのが、子供が小さいうちは、年がら年中、しょっちゅう、風邪や病気にかかってました。

保育園に行くと、特に病気がすぐ蔓延します。

この状態で仕事を切り上げて帰るのは至難のわざであり、一番のネックでした。

こういうのって政策が一番重要かもしれません。

 

あと、この中で何がスゴイかの二番目は、

学習の方法論のパラダイムシフト~理屈っぽい学習から、楽しく笑える学習へ。

ですね。学習の仕方を視聴覚教育を使ったり、ゲームを使ったり、ということは、今までも行われたことです。

でも、「楽しく笑える学習へ」というのは、パラダイムシフト級です。

これは、お笑い芸人でないとできにくいですね。

実は、私はエンジニアをしながら、また、教育や訓練にも外国人相手含めて長い間携わってきました。

冒頭の「アイスブレーク」で冗談を言うのが重要なんですが、結構考えた割にははずしてきました....

その笑える学習に、お笑い芸人を入れるとは..... すごい発想です!

これは、お笑い芸人を教育者へ職業転換/マッチングする活動です。

こんな楽しそうな授業、今からでも受けてみたいですね!

カードとか小物を使うようですが、良く準備されています。

また、慶応大学のコラボのイベントもやってますね。

慶応大学の教授からも応援のメッセージをいろいろともらってます。

 

その他の特徴は?

サービスは、

  1. 出張授業
  2. 講演会・企業研修
  3. コンテンツ開発
  4. イベント企画・運営
  5. 執筆・出版
  6. 動画製作

とのことです。幅広いですね。

なお、HP上に、出張授業の段取りをスクリプト形式ですべて詳しく説明して、チェックリストや機材の接続なども写真でわかりやすくしています。

会場の準備から縁者の出迎えまで.....

似たようなものを作ったことがありますが、かなりわかりやすい実践的なものです。

これは結構おどろきですね。ノウハウみたいなものですが、全部公開するとは......

逆にこれが公開されていたら、頼む方も頼みやすいですね。

また、会社の経営から見たら、「標準化」がとても良くされています。

そのため、作業の効率化も望めます。

なんとなく、今日、たかまつさんのニュースが出たから調べただけだったんですが、長期投資家として、「出資」したくなりました...

でも、公開してないですね。クラウドファンディングは時々募集しているようです。

寄付だと思って、少し参加しようかな.... たまには社会還元で、寄付したい、と思ってましたが、寄付先が思いつかなかったので....

 

ギャラってどれ位?

目安の費用が公開されています!

情報公開度が、普通の企業とは違い、とても透明ですね。

たかまつさんは、20~30万。

若手で3~5万。

中堅芸人で、10~30万。

演者指定で、30~100万。

2人以上の方が掛け合いがあり、ベターとのことです。

結構、良心的ですね。

お金儲けよりも、ミッションを重視している姿勢が伺えます。

また、若手芸人を入れていることがいいですね。育てることにもなりますし。

そんなたかまつさんが、NHKに入る前にライブをするようです。

それも「NHK入局前、最後に暴れます

いやー、すごいタイトルですね。

 

パンフがありました! もうしばらくお笑いライブはやらなくなるのでしょうか?

 

たかまつななのNHK入局前最後のライブ 暴れます

たかまつななのNHK入局前の最後のライブ 暴れます

 

 チケット

 

まとめ

たかまつつななさんに関するニュースが出ていたので、興味を持ち、企業として調べたら、とってもいいことをしている企業だとわかりました。

お笑い芸人の会社って、正直、軽く思ってましたが、企業のミッションや価値観は、とても驚くべきものでした。

応援します! たかまつななさん!

 

 

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