藤井聡太四段は、本日レーティングトップの最強の豊島将之八段と対戦です。
本日、もし勝利すれば、藤井四段のレーティングも今までに増してあがり、本人が目指す1900により近づくことになります。
でも、最強なので勝つのは容易ではないと思います。
今日は、第43期棋王戦挑戦者決定トーナメントです。
棋王戦は、全棋士と、女流棋士、アマ名人で行ってます。
現在12:00時点では、千日手となり、またやりなおしとなりました。
そして激戦の上、藤井四段が敗れました。
記録は、以下となりました。勝率記録は、残念ながら、0.9を切りました。でも依然新記録です。
新記録への挑戦と現状
記録 | 過去のベスト記録 | 藤井四段の現状 |
勝率記録 | 0.8545 中原 | 0.875 (新記録中) |
棋士レーティング | 1884 佐藤天彦名人2017/7/21 | 1718 2017/8/23 |
年度勝数 | 68 羽生 | 25 |
年度対局数 | 89 羽生 | 27 |
藤井聡太四段及び対戦相手の戦績とレーティング、対局中の小ネタについて将棋初心者風にまとめました。
当日は日本将棋連盟ライブ中継を見てます。ライブ中継は残念ながらありませんでした。
藤井聡太四段の戦績とレーティング
藤井四段は、連勝記録がストップしましたが、そのあとまた勝利しています。
以下のイロレーティングの評価によると、
藤井四段は、1718点になりました。
最近四つ連勝しているので、最高の点数になってます。
定義によると平均的な対局者の点数は1500点です。
対戦相手の豊島八段について
次の対戦可能相手の豊島将之さんは八段ですね。
非公式戦で対戦しましたが、プロ入り後に藤井四段が初めて負けています。
年齢は27歳です。
2007年に16歳で、四段に昇格、プロ入りしました。
将棋を始めたのは早く、4歳からです。
なんと、史上初の小学生でプロ入りの期待がかかったとのことです!
これは、藤井聡太四段よりもインパクトがあったんですね。でも実現はしませんでした。
プロに入ってもいきなり9連勝して、そのあとも10連勝。藤井聡太四段ほどではないですが、多くの連勝を何度かしています。
とても強いですが、優勝経験は残念ながらあまりなく、2016年に、JT将棋日本シリーズで初優勝しました。
戦績
年 | 対戦数 | 勝ち | 負け |
2007年度 | 42 | 30 | 12 |
2008年度 | 39 | 28 | 11 |
2009年度 | 59 | 45 | 14 |
2010年度 | 53 | 36 | 17 |
2011年度 | 60 | 44 | 16 |
2012年度 | 48 | 35 | 13 |
2013年度 | 49 | 35 | 14 |
2014年度 | 55 | 34 | 21 |
2015年度 | 58 | 36 | 22 |
2016年度 | 56 | 39 | 17 |
2017年度 | 13 | 11 | 2 |
合計 | 532 | 373 | 159 |
強いせいか、対局数が多いです。勝率は全体的にどの年も高いです。
全体の勝率は、70%です。これは特段高いわけでもないですね。
2017年度を見ると、渡辺竜王や羽生三冠に勝ってますね。
実力がさらについてきているのでしょう。
レーティング
豊島八段のレーティングは、1884点で棋士の中でトップ, No1です。です。
現在、藤井四段と同じく3連勝中です。
豊島八段の戦い方
オールラウンドプレイヤーとのことです。序盤、中盤、終盤とどの局面もこなすことができます。
居飛車、振り飛車、角換わり、横歩とりなど何でもこなします。
すごいですね--。
なお、本を出しています。「常勝の理由」というサブタイトルがいいですね。
この本をナカ見すると、自戦記です。指し手の解説以外に心理も記述されてます。ナカ見でここまで見れるので、結構いいです。
また、豊島八段は、詰め将棋もするとのことです。また、対局前には、対戦相手の将棋をデータベースで検索して、使用してとく戦法を研究しているとのことです。
これは、どの棋士もやっていることだとは思いましたが、やはりそうなんですね。
対戦中の小ネタ
- 今日は10:00からです。
- 藤井四段の先手です。
- お互い時間を消費せずどんどんと打っていきます。
- こういう展開もめずらしいです。もしかしたら勝負は早くつくかもしれません。
- 早くも角交換になりました。
- 手がどんどんと進んでいきます。今まで観戦した中でも一番早いペースです。
- 豊島八段が歩でついに攻めに入りました。これは、藤井-澤田戦と同じ仕掛けとのことです。豊島八段の本で紹介したとおり、研究済みです。
- お互い銀交換になります。
- ここまでの消費時間は、藤井28分、豊島14分です。
- 豊島八段が王のまわりを歩で攻めています。もう、終盤的ですね。夜遅くまで対局はかかると思ってましたが、決着が早くつきそうです。
- 藤井は長考に入りました。43分考えました。
- 豊島八段銀で攻めに入ります。藤井四段も銀で対抗します。千日手になりそうな局面になりました。
- 豊島八段、また同じ箇所に銀を打ちました...
- あー、千日手になってしまいました! 昼休みをはさんでまたやり直しですね。
- 仕切りなおしたら、また本ブログを更新します!
- 昼食は、藤井四段は、和牛ステーキ定食とのことです。豪勢ですね。
- 千日手だったので、今度は、豊島八段が先手となります。豊島八段が有利となりますので千日手にしたのですね。藤井四段は、もち時間を豊島八段に比べて1時間位多く使っているので、不利な状況です。
- また、角交換となりました。
- さきほどの展開と似ています。テンポ良く進んでます。
- 豊島八段の桂馬取りを防ぐ歩を置いたあと、藤井四段が長考に入りました。
- 約40分考えたあと、歩で王のまわりを攻めていきました。守りだけではいけないと思ったのでしょう。
- 歩は、豊島八段に取られました。そして、また藤井四段の長考です。
- その上で、藤井四段は、銀で攻めていきますが、これは、さきほど似たような手を豊島八段に打たれましたがお返しですかね。
- 豊島八段、めずらしく長考です。40分位考えた後、銀から逃げるように金を銀の横に移動させました。
- 消費時間は、お互い2時間程度で差がなくなりました。
- でもここで藤井四段が長考です。
- 30分考えたのち、王のまわりを銀で攻め込んで行きます。
- 今度は、豊島八段が長考に入りました。26分考えて藤井の王のそばに売った歩をとりました。
- 今度は、藤井が長考です。30分考えました。銀を王のそばに寄せました。
- そして豊島八段が49分の長考です。長考合戦です。飛車の前の歩を出しました。
- 藤井四段、角で王のまわりを攻め込みます。
- 豊島八段が飛車で、藤井が攻めに使っていた銀を取りました。
- これで藤井四段攻めるのが難しくなりました。
- 豊島八段、銀を使い王のまわりを固めます。結構鉄壁の守りになった感じです。
- どんどん手が進むようになりました。
- 藤井四段、香車をとられた代わりに銀を取りました。
- ここで藤井四段が投了しました。攻め切れなかったのが痛手でした。やはり相手が強すぎましたね。
対戦は、以下のアプリで見ました!
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